約2年半ぶりのシングル。“LOCAL DEFENSE ORGANIZATION”は、周囲の人と繋がり合うことによって生まれる大きな力について描いている。昨年の震災を経て感じたことを綴ったのだという歌詞からは、「やるしかない」という想いが真っ直ぐに伝わってくる。ニヒリズムは物事を捉えるための視点のひとつとしては意味があるが、それ自体からは結局、何も生まれないのだろう。しかし、たとえ目の前が真っ暗だったとしても、何らかの前向きな言葉をふと声に出してみることは、仄かながらも何かへと通じる活力を確実に生む……そんなことを、この曲は考えさせてくれる。
そして、サウンドが最高だ。金子兄弟によるリズム隊、JESSEの歌とギターから放たれるエネルギーは、誇張でも何でもなく日本のロックシーンの最高峰だと思う。フレーズ同士の絶妙な間合いから生まれるノリの深味、身も心も躍らせて止まないグルーヴに震える。
今年5月に行われたライヴの模様を収録したカップリングも必聴! 生々しい息吹が、スピーカーからドバドバ溢れ出す。聴いていると元気になる。(田中大)