Charaだけのソウルはやっぱりすごい

Chara『hug』
2013年06月05日発売
SINGLE
Chara hug
昨年のアルバム『Cocoon』が傑作で、移籍と同時にアレンジの引き出しを広げつつ、シンガーとしての唯一無二ぶりを改めて見せつけたChara。今回はドラマ主題歌の書き下ろしだが、歌詞に「糸」のモチーフが登場するあたり、アルバムと繋がったモードが続いていることが窺える。しかし自身で編曲まで手がけ、繊細なピアノやストリングスが緩やかなテンポで重なりあうアレンジからは、いったん素に立ち返って彼女らしいメロディと言葉を丁寧に紡ごうという明確な意志を同時に感じる。つまりはJ-POP的な文法を多分に活かしつつCharaのポップ最新型をきっちり提示してくれる1曲なのだが、叫ぶように歌い上げる後半に行くにつれて、彼女のソウルが曲全体を揺るがすほどにぐいぐい迫ってくるのが素晴らしい。カップリングの“永遠“は、アルバム『Dark Candy』でタッグを組んだmabanuaのベッドルーム的な温もりを宿したソウル・トラックの上で、Charaのヴォーカルがより奔放に跳ねまわる1曲。90年代ネオソウル再評価が進む昨今、再びこっちのツボが彼女の中で旬なのかも。期待したい。(松村耕太朗)
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