ゲスがゲスである為に

ゲスの極み乙女。『みんなノーマル』
2014年04月02日発売
MINI ALBUM
ゲスの極み乙女。 みんなノーマル
もともと多作家でindigo la Endでもかなりハイペースに作品をリリースしていた川谷絵音(Vo)が、「もうひとつのバンド」として始めたのがゲスの極み乙女。である。「ヒップホッププログレバンド」と謳われたユニークな音楽性も、あまりにもバラバラで濃厚なキャラを放つメンバー構成も、何よりindigoで描いてきた文学性をコミカルなリズムと解放感いっぱいの言葉で思い切り塗りつぶすような快感も、飛び道具的な「もうひとつのバンド」だからこそ生まれ得たのだろう。しかし、その活動が川谷の表現者としての目盛りをテンションマックスに振り切り、止まらないようだ。こうしてindigo la Endとゲスの極み乙女。のふたつのバンドは同じ日にメジャーデビューを果たし、彼にとっても私たちにとってもゲスは「もうひとつのバンド」ではなくなった。ゲス流の祭り囃子のようなアレンジの中を美メロが駆け抜ける1曲目の“パラレルスペック”は、まさにゲスがゲスである必然を示すようなナンバー。皮肉も下世話もサラリと華麗なる4人の知的な音楽センスで料理して、こってり踊らせていただけます。(上野三樹)
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