JAPAN'S NEXT vol.8 go!go!vanillas / Czecho No Republic / フレデリック / Mrs. GREEN APPLE / 夜の本気ダンス

ジャパネク、百花繚乱! go!go!vanillas、Czecho No Republic、フレデリック、Mrs. GREEN APPLE、夜の本気ダンスの5組が出演して開催されたROCKIN'ON JAPANによる新世代イベント「JAPAN'S NEXT vol.8」。全ライヴ完全レポートとライヴ&バックステージフォトギャラリーで徹底特集! 時代を踊らせるバンドが集結して吹かせた新世代の春風を、その目で感じてください!!

all pics by 鈴木公平

昨年1月にスタートして通算8回目、今年に入ってからは3ヶ月連続で行われるなど、積極的に開催されているライヴイベント「JAPAN’S NEXT」。今後の音楽シーンを担っていく新世代アーティストを追いかけながら、リスナーとともに新しいシーンを作っていこうという企画である。雑誌やウェブ、そしてこのライヴイベントと連動している「JAPAN’S NEXT」の趣旨をロッキング・オン・ジャパン編集部の小川智宏が説明。さらにこの日の出演者を紹介したあと、いよいよトップバッター=Mrs. GREEN APPLEが登場だ。

Mrs. GREEN APPLE

大森元貴(G・Vo)&若井滉斗(G)は1996年生まれという、歴代出演者の中でも特に年齢の若いバンドであるMrs. GREEN APPLE。地声とファルセットを自在に行き来する大森の真っ直ぐな歌声と、彼の歌を軸にしながら一丸となって光へ向かっていくサウンド。その真っ直ぐな瑞々しさは、フロアを埋めるオーディエンスをあっという間に巻き込んでしまう。1曲目“我逢人”からフロアからはたくさんの腕が上がり、メンバーも盛んに笑顔を覗かせる。疾走感溢れる冒頭3曲のあとはエフェクトのかかったドラム音が新鮮な“L.P”でまた新たなアプローチを見せてくれた。MCでは、7月に控えたメジャーデビューについて「新参者のくせに調子乗ってる感が否めないけど、Mrs. GREEN APPLE流のやり方でやっていこうと思いますのでよろしくお願いします」と大森。そしてミラーボールが回るなか大合唱が起こった“HeLLo”で終了!

  • 01. 我逢人
  • 02. ナニヲナニヲ
  • 03. リスキーゲーム
  • 04. L.P
  • 05. 愛情と矛先
  • 06. HeLLo

夜の本気ダンス

「みなさん踊れる準備はできてますか? 行こうぜ、“WHERE?”!」。米田貴紀(Vo・G)の叫びからライヴがスタートすれば、問答無用のダンスタイムへ突入! 各楽器のメロディラインのリズム、そこに乗っかる歌詞の語感、一度耳にすれば口ずさめるほどにキャッチーなリフの数々――深くうねりまくるサウンドは聴き手の身体のみを揺さぶるのではなく、心の底から痺れさせてくれる。スマートなパフォーマンスに対して、MCでは鈴鹿秋斗(Dr)がUNITがある代官山について「10mおきにスタバがあると聞いていたけどまだ見つけられていません」「僕らが音楽であなたたちを未来へ案内するんで、俺をスタバまで道案内してください!」と語り、会場大爆笑。メガネとネクタイを外した米田がステージ上を練り歩きながら唄う“fuckin’ so tired”、オーディエンス全員をその場にしゃがませてからみんなで一斉に踊るという演出がさらなる昂揚感を誘った“戦争”まで、フロアには終始目も眩むような熱気がたちこめた。

  • 01. WHERE?
  • 02. Afro
  • 03. Japanese Style
  • 04. Only Nineteen
  • 05. fuckin’ so tired
  • 06. 戦争

フレデリック

三原健司(Vo・G)&三原康司(B・Cho)が掛け合いをするオープニングを経て、「4月11日、ここ代官山UNITでダンスホールの未来を決めるのはあなたたちです。踊ってない夜が気に入らないヤツは踊れー!」と健司。1曲目“オドループ”のイントロが始まると同時に人の波がグワッと前へ押し寄せた。健司は≪ジャパネクのプールサイドは≫(“ディスコプール”)など歌詞替えをしつつフロアを何度も煽り、赤頭隆児(G)は前へ走り込みながらソロを炸裂。康司とkaz.(Dr)は前のめりのサウンドの中に粘着質のグルーヴを混ぜ込んでいく。康司が来月発売の新譜『OWARASE NIGHT』のジャケットも「JAPAN’S NEXT」のロゴも矢印モチーフであることに触れながら「みんなでこの(左向きの)矢印をひっくり返して上向きにしませんか!」と呼びかけ後半戦へ。ラストは“オワラセナイト”でリリース前の楽曲とは思えないほどの熱狂の下、終了。前傾姿勢でこの場を楽しもうという野心が会場全体に満ちたステージだった。

  • 01. オドループ
  • 02. ディスコプール
  • 03. ふしだらフラミンゴ
  • 04. プロレスごっこのフラフープ
  • 05. バジルの宴
  • 06. オワラセナイト

go!go!vanillas

4番手はgo!go!vanillas。とびきり陽性なサウンドのなか、「出し惜しみするんじゃねぇぞ!」「ロックンロール!」と叫ぶ牧達弥(Vo・G)&ジェットセイヤ(Dr)に、ステージ上を駆け回る長谷川プリティ敬祐(B)、笑顔でフロアを見渡す宮川怜也(G)。自由に音楽で遊びまくる4人から溢れ出すサウンドはどれも活き活きとした輝きを放つ。「JAPAN’S NEXTのSは砂川のS」「踊ってる夜はまだまだこれからだろ!」など他出演者に絡めた言葉が飛び出したMCを挟んだあとも、ささやき声でプリティがフロアと掛け合いをする、その名も「コール&ウィスパー」を行った“ホラーショー”、イントロから床が大きく揺れた“マジック”と冷めることなく熱狂が続いていった。そして「(この日の出演者は)日本でやるバンドとして海外から受けた影響を上手く昇華しているバンドばかりで」「みなさんもこれからたくさん音楽を聴くでしょうけど楽しんでいってほしいな」と牧。いつになく温かな響きで鳴り渡った “オリエント”は、音楽を愛するみんなの未来を鮮やかに彩った。

  • 01. アクロス ザ ユニバーシティ
  • 02. エマ
  • 03. バイリンガール
  • 04. ホラーショー
  • 05. マジック
  • 06. オリエント

Czecho No Republic

トリはCzecho No Republic ! 前4組のライヴによってオーディエンスはすっかり興奮状態のようで、メンバーが登場するとすぐにあちこちから歓声が上がった。ファンファーレのように高らかに鳴るキーボード、野性味溢れるビートを背に、フロント4人が一斉に唄うサビ――1曲目は“Amazing Parade”だ。“Call Her”を挟み、新曲“Beautiful Days”では武井優心(Vo・B)/タカハシマイ(Cho・Syn・Per)/八木類(G・Cho・Syn)がシンセサイザーを演奏。ベースレスだからこその浮遊感と壮大なスケールのサウンドには、バンドがネクストステージに踏み入れていることを実感させられた。5曲目“No Way”まで連続で演奏したあとのMCでは、武井がステージ上に飾っていた花(ライヴ前に代官山の街を歩いて買ったもの)についてのエピソードを語るなど、リラックスした空気が流れる。そのあと“Oh Yeah!!!!!!!”で大きなシンガロングを巻き起こして本編終了。鳴り止まない拍手に応えてのアンコール“ダイナソー”まで、ステージ上にもフロアにもたくさんの笑顔が咲いたチェコのステージ。大きな幸福感の下、「JAPAN’S NEXT vol.8」はフィナーレを迎えたのだった。

  • 01. Amazing Parade
  • 02. Call Her
  • 03. Beautiful Days
  • 04. MUSIC
  • 05. No Way
  • 06. Oh Yeah!!!!!!!
  • (encore)
  • 07. ダイナソー

こうして、心が躍り、身体も思わず踊ってしまうような音楽を鳴らす5組による熱演は終了した。なお、次回「JAPAN’S NEXT vol.9」は2015年6月6日(土)に代官山UNITにて開催予定。出演者等の詳細は追ってアナウンスされるので、楽しみにしていただきたい。(蜂須賀ちなみ)

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