今年8月にリリースした『マリーゴールド』が今なおロングセールスを記録する中、新曲“今夜このまま”も高い評価を集めているあいみょん。
順調に見える活動の裏側で、あいみょんは何を感じているのか。そして彼女にとっての「歌」の原点とは――
『ROCKIN'ON JAPAN』12月号(10月30日発売)では、あいみょんに2万字インタビューを敢行。
幼少期の記憶、家族の話、初恋の話、10代の頃の葛藤から現在に至るまで、23年間のすべてに迫ったインタビューとなった。
以下、2万字インタビューより、発言の一部をお届けする。
インタビュー=杉浦美恵 撮影=大森克己
ちょうど小学2年から3年に上がるタイミングで引っ越しがあったんですけど、めっちゃ嫌やったのを覚えてますね。その時、三姉妹の中で、お姉ちゃんと妹はわりかし、「西宮での新しい生活が楽しみ」みたいな感じやったんですけど、私だけはもう「ほんまに嫌や!」って言ってました。「今の友達とバイバイするのは絶対嫌や」って、泣きわめいてましたね
うちはもう、完全に「勉強できなくてもいい」っていう家庭で。自分が熱中できるものがひとつでもあればいいっていう感じだったんです。お母さん自身も勉強がすべてではないって思ってるタイプ。お父さんは真逆で賢いんですよ。でもお父さんも、私たちに「勉強せえ」とか「テストで何点以上取れ」とかって言うことはまったくなかったです
だって、インディーズで音楽やってて「ちょっと君いいね」って声かかる人なんてごまんとおるやろって思ってたし、そういう状況の人って自分だけじゃないからっていうのがあって。自分だけが特別じゃないんやって。その中で誰が残っていくんやろって。自信はもちろんあったけど、そんなの一瞬やな、こっからどうなるんやろなって。「自分、そんな自慢できるようなことしてないで?」って思ってました
もちろん“君はロックを聴かない”も私の中ですごく大事な曲だし、あの曲もいまだに聴かれていて嬉しいなと思うんですけど、それを上回ったのが“マリーゴールド”で。この曲が自分の表題曲になればと思って、でき上がってから1年待って、今年の夏にリリースできて良かったです
続きは2018年10月30日(火)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』12月号で!
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