【インタビュー】ワルキューレ、ついにファイナルツアーへ走り出す! 美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのりが語るライブへの想い

【インタビュー】ワルキューレ、ついにファイナルツアーへ走り出す! 美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのりが語るライブへの想い

ライブで5人一緒に歌って、「これがワルキューレなのか!」ってようやく実感する(JUNNA)

――その1stライブの次がもう横浜アリーナでの公演なんですよね。TVアニメからスタートし、ライブ活動をメインにしてきたわけではないのに、「ワルキューレといえばライブ」という評価に繋がったのがすごいと思います。みなさん自身も、ライブでワルキューレらしさを掴むような感覚はありましたか?

JUNNA そうですね。レコーディングだと別々に録るし、特に私とみのりちゃんはメインボーカルの曲が多いので、他のメンバーより先に録ることが多いんですよ。ひとりで歌ったあと、完成した音源を聴いて「こんな感じになったんだ」って驚くことが多かったんです。だから、ライブで5人一緒に歌って、「これがワルキューレなのか!」ってようやく実感するというか。ライブでパフォーマンスをしている中で、ワルキューレらしさをどんどん見つけていった感じでした。

鈴木 私自身、最初はTVアニメありき、コンテンツありきのライブという感覚が強かったんです。でも、2ndライブの横浜アリーナが終わったあと、スタッフの方の動きだったり、ファンの方の反応だったりを見て、ワルキューレにとってライブはすごく重要でパワーを持っているものなんだなって実感したんです。そこから、ワルキューレにとってのライブのあり方が変わりましたね。

JUNNA スタッフさん側にも、いつも「もう一段レベルアップしよう」っていう意志が明確にあって。「ワルキューレは毎回、前回のライブを超えるライブをするんだ」っていうスタッフさんたちの決意を聞いて、私たちも頑張らなきゃって思えました。全員で一緒に変わっていくみたいな意識になれたので、2ndライブ「ワルキューレがとまらない」から3rdライブ「ワルキューレは裏切らない(「LIVE 2018 “ワルキューレは裏切らない” at 横浜アリーナ)」での変化の仕方はすごく大きかったと思います。

――アーティストとして認知されていくとともに、キャラクターとの関係性も独特なものになっていったのかなと思いますが、キャラクターとの距離感は変化してきました?

鈴木 アニメが動いていないタイミングでのライブは、どういうふうに向き合っていったらいいんだろうって悩んだこともありました。でも、やっぱり私は役者としてフレイアを演じたいという想いがいちばん軸にあるので、アフレコ現場で自分の気持ちより「フレイアがどう思うか」を意識していたように、ライブでも、フレイアならどうやってお客さんと接するかな?って常に考えていますね。ライブを観てくださる方が、「フレイアとみのりちゃんは一心同体だ」って言ってくれるんですけど、一緒にいるという感覚でもなくて。常に一歩前にフレイアがいるような、そういう感覚があります。

JUNNA 私はみのりちゃんと立場が違って、歌だけ担当しているので――もちろん歌う時は「美雲ならこう歌うかな」って考えながら歌ってるんですけど、デビューの時は、美雲さんがかなり上にいて、私は頑張って追いかけてるというか、全部を掴み切れてない状態でした。最近の劇場版でも「美雲ってこういうところがあったんだ!」って初めて知ることもたくさんあって。それを知ったうえでのライブでは、美雲がちょっとはっちゃけたり、可愛い声で歌ったりするのを想像できるようになった気がして、少し近くなれたのかなと思います。とはいえ、追いつける存在でもないので、常に追いかけ続けていきたいし、でも寄り添ってくれているような……難しいですけど、そんな存在かなと思います。

【インタビュー】ワルキューレ、ついにファイナルツアーへ走り出す! 美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのりが語るライブへの想い

(『マクロス』シリーズが続いて)10年後20年後にこのアルバムを聴く人もいるような存在になれたら(鈴木)


――そして、ついにファイナルツアーが迫ってきていますね。最後の単独ツアーが決まった時のお気持ちはいかがでしたか?

鈴木 フレイア役としては『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』でやり切れたと思うので、ある意味一区切りつけられることに少しホッとした気持ちもありました。あくまでも一区切りではあるんですけど、私としては、はっきり決めてくださったほうがより気持ちが入るし、今はとにかく頑張ろうっていう気持ちでいますね。

JUNNA 私もみのりちゃんと同じく、少しホッとしたところはあります。もちろん寂しい気持ちもあるんですけど、一区切りつけて、みんなにちゃんとファイナルと伝えて終えられるのはいいことだなって。みんなもファイナルという気持ちで来てくれると思いますし、そういう想いを持ちながらできるライブはすごく貴重だと思います。

――前向きにラストスパートを走り出しているんですね。

鈴木 そうですね。ライブに向けて5人で練習していても、いいのか悪いのか、特別ラストだからっていう雰囲気はなくて。いつも通りに過ごせています。

――チームには「前回のライブを超えていく」という決意があるとおっしゃっていましたが、今回のツアーへの意気込みをお聞かせいただけますか。

JUNNA ファイナルというのもありますけど、この規模で6日間というツアーをやるのは初めてなんですよね。なので、楽しみなところもありつつ、大丈夫かなっていう不安もあります。でも、ステージのセットも前回を超えるべくすごいことになっているので、私たちも負けないように、みなさんからどんどんパワーをもらって、私たちからも返すことができればいいなあと思います。

――確かに、6公演あるとツアーの中でも変化していきそうです。

JUNNA ツアーはそれがいいところだなと思っていて。最初のZeppツアー以外は2Daysくらいが多かったので、いつもみんなで「まだやり足りないよね」って言ってたんですよ。だから今回は、ツアーの中での積み重ねも楽しみたいです。

鈴木 私も、途中で「ルン」が尽きないかなってくらい(笑)、ハラハラ感もあるんですけど、各地でしっかりありがとうを言えるように、感謝の気持ちを持って1公演1公演頑張りたいです。今はまだファイナルという実感もなくて、当たり前のように準備をこなしてるんですけど、メンバーと過ごせる時間も限られているので、振り返った時に後悔しないようにやらなきゃいけないなって。あと、また次の『マクロス』にバトンが渡った時に、ワルキューレのライブに参加できてよかったと言ってくれるファンの方が絶対たくさんいると思うので。一生の宝物になるような時間をともに過ごせたらいいなって思います。

――やっぱり、『マクロス』の歴史の一部を担っている感覚があるんですね。

JUNNA そうですね。もともと私はアニメの世界を知らずに飛び込んできたので、正直デビューした頃は実感していなかったんですけど。「(SANKYO presents)MACROSS CROSSOVER LIVE(2019 at 幕張メッセ)」で、先輩方のパフォーマンスを受け継いでワルキューレが歌わせていただくという体験をした時に、私たちも次に繋げていかなきゃいけないんだって思いました。

鈴木 作品のシリーズが続くということは、その歴史が残っていくということなので。10年後20年後にこのアルバムを聴く人もいるような……そういう存在になれたら素敵ですよね。

【インタビュー】ワルキューレ、ついにファイナルツアーへ走り出す! 美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのりが語るライブへの想い
次のページMV・リリース・ツアー情報
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする