──新しいパフォーマンスの作り込みの部分は映画の前半でも描かれていましたが、あのシーンを見て皆さんで目線を合わせてスタートを切ったんだなと感じました。目線のすり合わせなどは行われたのでしょうか。こうしてグループが続いていることは本当に奇跡。過去の経験も受け止めて、乗り越えて、今がある(数原)
小森 してないです。僕はすごく前向きで、新しいGENERATIONSにチャレンジできるんだというワクワク感がありました。ただ、今回映画でのメンバーみんなのコメントを聞いて、意外と僕とは違う感情だったんだというのがわかって。みんなそれぞれグループに対する思いがあって、その上でグループを進めるぞという信念やプライドを持ってあそこにいたんだと感じました。実は戻れるなら戻りたい、申し訳ないというような気持ちを持っている人もいたけど、それを見せずに頑張っていた期間だったんだな、と。
片寄 お互いに思いやらないと成立しない状況でもあったのかな。お互いのペースが合わない部分もあるけど、一致団結しないとこのピンチは乗り切れないよなと全員どこかでわかっていて、歩み寄りながらやっていた感じはあります。それぞれ思っていることは違うけど、成立させないといけないというか。それに、みんなソロで活動している時期でもあったんですよね。玲於がドラマをやっていたり、亜嵐くんが海外に行っていたり。亜嵐くんなんて、水着でリモート会議に参加してましたからね(笑)。
白濱 DJでバリに行っていた時ね!
──そんなことが(笑)。映画は「GENERATIONS LIVE TOUR 2024 "GENERATIONS 2.0"」を追っていくような形になっていました。公演を重ねるごとに、ご自身たちでもチーム感の高まりを感じていましたか?
白濱 チーム感というよりも、周りに助けられていると感じていました。ゲストを呼んだり、経験がない子たちをサポートダンサーとして入れたり。あの時は僕ら6人だけでは新しいGENERATIONSを確立できなかったんです。いろんな人の力をお借りして、一緒に過ごして、6人のGENERATIONSを作った期間でした。今年のツアーは僕ら6人だけでほとんど作り上げているのですが、去年そのやり方でやっていたらツアーをすること自体が難しかったかもしれないですね。誰かがいるからこそ6人が成り立つ、という部分はありました。
片寄 いろんな方がゲストで来てくれて、胸を貸してくれました。
白濱 それに、ファンの方もいきなり6人のGENERATIONSを真正面で受け止めなくてもよかった、という側面もあったかもしれません。僕らだけだったら、7人時代を思い描いてしまっていたと思うんです。
──ある意味、リハビリ的な。それも、着実に後に繋がるツアーでしたよね。
小森 自信に繋がりました。メンディーさんが脱退して、その後何も活動をせずに2025年から再始動でもよかったんですよね。でも、あのスピード感でツアーができたことで「GENERATIONSとして動き続けることができるんだ」という確信が持てました。ましてやアリーナツアーという規模感でやらせていただけたので、6人のGENERATIONSの存在証明になったというか。「プレツアー」という形じゃなかったらもっと慎重になっていたと思います。もしかしたら、「アリーナではできない」という判断をしてしまっていたかもしれないし、また一から「夢者修行」のようなことをやろうとしていたかもしれない。でも、僕たちもファンの方も「GENERATIONSは以前と変わらない形で居続けられる」と再確認できたと思います。
片寄 お客さんのリアクションも直接感じられましたし、6人のGENERATIONSも受け入れてくれるんだと思えたツアーでした。
──なるほど。この映画は観る人によってそれぞれいろんな感じ方があると思います。その上で、皆さんはどんな思いや姿が伝わったらいいなと思いますか。
片寄 誰に答えてほしいですか?
小森 たぶん、これは6人全員違うと思うから!
──じゃあ、今目が合った数原さんお願いします。
小森 あー、俺じゃないのかー!(立ち上がる)
全員 (笑)。
──あぁ! すみません!
小森 (笑)龍友くんのあとに答えます!
数原 この映画は1年半くらい前のことが描かれているので、僕らの中では結構前のことなんですね。中には「これを観て大丈夫なのかな」と思う方もいらっしゃると思います。そういう受け取り方をするのも決して間違いではありません。ただ、今のGENERATIONSではないということは理解した上で観てほしいですね。映画に描かれていないところでも、本当にいろんなことがありました。それでもこうしてグループが続いていることは本当に奇跡。過去の経験も受け止めて、乗り越えて、今があります。今まで見せることがなかった表情が多いかもしれませんが、実はこうやってずっと頑張り続けているということが伝わったら嬉しいです。
──ありがとうございます。では、小森さんはいかがですか?
小森 忖度質問!(笑)。でも龍友くんが言ってくれたことと一言一句同じです。今、言いたいことがこんなにシンクロできているんだと自信に繋がりました。
片寄 こういう時は頑張って違うこと言うんだよ!(笑)。
小森 あ、そっか(笑)。
──そして、映画公開後の12月17日には8枚目のオリジナルアルバム『6IX PIECE』がリリースされます。新曲“PAINT”は、「歌がかっこいい」「ダンスがかっこいい」という、僕らのいちばん大事にすべきことを表現できる楽曲(白濱)
白濱 収録曲のジャンルがすごく幅広いですよね。ひとつのグループの曲とは思えない、オードブルみたいな感覚のアルバムです。そのジャンルレスなところが僕たちの武器でもあります。
小森 雑貨店で売っているCDみたいですよね。4つ打ちの曲もあれば、バンドサウンドの曲もあって。聴いていて楽しいと思います。
──1曲目の“Evergreen 2.0”は、人気曲“Evergreen”の新アレンジバージョンです。新たな曲の魅力も見えたのではないでしょうか。
片寄 去年のツアーのオープニングに向けてリアレンジしたものです。7人で最後にテレビで披露させていただいたのもこの曲でしたし、ファンの方も思い入れがある曲だと思います。だからこそ、アレンジすることにリスクがあって。でも、ライブの演出などのおかげもあって、新体制の幕開けを感じられる曲に成長してくれました。繋がりと幕開け、そしてフィナーレ感もある、特殊な曲です。
──7人体制と6人体制を繋ぐ曲。そして、新曲“PAINT”も収録されています。皆さんの決意が見えるような楽曲だと感じました。
白濱 “Evergreen 2.0”は過去曲をリアレンジしているので、“PAINT”は新曲を作ろうと思って作った曲です。いろんなアイデアがありましたが、ダンスが入ることは必須。それと、個人的にGENERATIONSって勢いのある曲が似合うと思っていて――ここ数年は明るい系、ポップスに寄った曲が多かったので、久しぶりに締まったサウンドがいいなと思ってたところに“PAINT”がきて、すごく良かったです。「歌がかっこいい」「ダンスがかっこいい」という、僕らのいちばん大事にすべきことを表現できる楽曲になっています。
片寄 まさに。
白濱 それを表現するためにも僕らからリクエストもしました。たとえば、過去に流行ったビッグ・ビートというジャンルを今の音色でやってほしい。作曲のChaki Zuluさんはそのリテラシーが高い方なので、過去のものを上手くサンプリングしてくださいました。それと、当時のデジタルロックの要素も入れたかったので、パフォーマーが踊る部分にギターのリフを入れてもらったり。監修でDJ DARUMAさんも入ってもらっているのですが、DARUMAさんはその年代の音楽に詳しいので、アドバイスをもらいながら制作をしました。
片寄 先にトラックを作っていただいて。今年は「PRODUCE 6IX COLORS」というプロジェクトをやっていて「色」がテーマだったので、そういった背景もお伝えして歌詞をオーダーしました。ちなみに、英語詞にしたのは僕のオーダーです。
数原 最初にトラックを聴いた時に、日本語よりも英語のほうがスピード感やエッジが出るなと思って。それに、日本語だと棘が出てしまうけど英語にすると聴けたりするんですよね。僕たちの熱い思いを英語詞にしました。
片寄 ライブをイメージして作ってもらっているので、ボーカルディレクションでも「ライブっぽく歌ってみて」という内容が強くて。そういう意味ではチャレンジングな曲でした。ファンの方も違和感なく受け取ってくれていて、ライブでやった時のリアクションも良いです。
小森 パフォーマンスはぜひライブで見ていただきたい!
中務 振り付けはs**t kingzのkazukiさんにやっていただいています。
片寄 初めてだよね?
──初kazukiさんとは、なんだか意外です。
小森 NOPPOさんと裕太くんの相性がいいから、ふたりの共作は多いんですよ。“Make Me Better”とかもそうだもんね。
中務 エッジが効いている曲ですが、その中でも音がなくなる部分もあって。それに僕らももう30代なので、大人っぽく、体のラインが出せる振りにしたくてkazukiさんにお願いしました。「このビートでこの動きするんだ」というギャップがすごいです。そしてそのギャップがすごく楽しめると思います。見どころは心臓音のようなビートになる部分。面白い振りなので、注目です。
──チェックしておきます! そんな『6IX PIECE』のリリース日は、「GENERATIONS LIVE TOUR 2025 "6IX SENSE"」の千葉公演当日です。同ツアーの手応えはいかがですか。
片寄 良い評判をいただいています。6人でプロデュースすることが今年のテーマだったので、それがわかりやすく見えているライブになっていて。しかも、まとまりもあるのが面白いと思います。
白濱 それぞれのコーナーがあるのですが、メンバーそれぞれの色を全員で表現している感じがあります。
小森 6色、色がしっかり見えるよね。
佐野 それと、コンパクトなライブになっています。今まで頑張りすぎていたんだなぁって……。
小森 長かったもんね〜。
佐野 新体制になって、まとめやすくなったのかもしれないです。今って全部のコンテンツや曲が短くなっていますし、時代に合ったライブなのかもしれません。
──無事完走されることを祈っております。では最後に、新体制のGENERATIONSが目指す先を教えてください。
中務 マディソン・スクエア・ガーデンですね。
小森 攻めてるな〜!
白濱 マディソン・スクエア・ガーデンまでいかずとも、海外公演はやってみたい。
片寄 過去もやってきましたからね。
白濱 DJとしてアジアを回っていた時に、「GENERATIONSでも来て」と言われる機会が多くて。特にタイ! そういうのを聞くと、僕らがやってきたことって海外にもまだ残っているんだなと感じました。
数原 タイは1回も行ってないよね。
中務 タイにも行きたいし、タイに限らず海外はまた行きたい。
片寄 海外で修行して、また日本で活動するというサイクルもやってみたいね。今後も攻めていきますので、ぜひGENERATIONSに注目してください!