──もうひとつの新曲“第六感より”もLET ME KNOWのロマンティシズムが溢れる楽曲。現代的なインディーポップ感と80’sテイストのバランスが素晴らしいですね。Matty アルバムの曲が揃ってきて、「こういう曲があったらいいな」と思って作った曲です。《ついに第六感から警告!》というワードから広げていきました。Lyo 曲の作り方はいろいろあって、サビから作ることもあるし、ワンコーラス分のデモをアレンジすることもあるんですけど、印象的なワードは最初からあることが多くて。“第六感より”もそうですけど、軸になるワードがLET ME KNOWらしさに繋がっていると思っています。──なるほど。“第六感より”のギターのフレーズや音色にはネオアコ、ニューウェイブの雰囲気もありますね。Kehn そうですね。ニュー・オーダーやザ・キュアー、ザ・スミスなども大好きなので。“第六感より”は制作の日程が短かったので、1~2日くらいでフレーズを作ったんですよ。いい意味であまり考えすぎず、手癖で作ってるところもありますね。ライブではフラットな状態に戻れるようにしたい。そういう意図もあって、アルバムのツアーの時は、士気が上がるような声掛けをしてた(Matty)
──タイトなスケジュールだったからこそ、Kehnさん自身の嗜好が反映されているのかも。ちなみにニュー・オーダーやキュアーなどを知ったきっかけはなんですか?Kehn バンドに興味を持ったり、音楽を始めるきっかけがL'Arc~en~Cielだったんですけど、そのルーツを掘っていったら、そのあたりにたどり着きました。Lyo それぞれが好きな音楽を共有することも多いですね。ニュー・オーダーは去年の来日公演で初めてライブを観ました。今年のマイブラ(マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)のライブもKehnと一緒に観に行って。ロイエル・オーティスは3人で行きましたね。──なるほど、バンドメンバーは音楽友達でもあるんですね。Matty 音楽友達(笑)。確かにそうかも。──6月から7月にかけてはアルバム『Still Romance』を引っ提げたツアーを開催していましたが、手ごたえはどうでした?Lyo 実りのあるツアーでしたね。アルバムの世界観に準じたライブを目指したんですけど、みなさん、しっかり感じ取ってくれて。Kehn アルバムを冠にしたツアー自体が初めてだったんです。明確なテーマを持って臨んだツアーで、アルバムの世界をどう伝えるか?にフォーカスしていて。ライブに向けて全員の気持ちを揃えることもMattyが主導してやってくれて。そのおかげで、これまで以上に心から楽しむことができました。──Mattyさん自身、ライブに対する意識の変化があったのでしょうか?Matty ……たとえば、以前はライブの前日に嫌なことがあると、それをステージに持ち込んでしまうことがあったんですよ。でも、それは絶対によくないんですよね。完全に私情だし、ステージの上ではフラットに音楽を楽しめる環境を作るべきだと思うので。KehnとLyoがどんなメンタルでいるのかはわからないけど、ライブではフラットな状態に戻れるようにしたい。そういう意図もあって、アルバムのツアーの時は、士気が上がるような声掛けをしてたんです。それがグルーヴ感を高めること、いいステージをやることにつながったと思うし、やってよかったなと思ってます。10月から始まるツアー(「LET ME KNOW LIVE TOUR 2026 -Re: Still Romance-」)でもしっかりアップデートしたライブをやりたいですね。
──今後の展開も楽しみです。Lyo まずは次のアルバムの構想を考えながら制作していきたいですね。Matty 昨日も3人で集まって歌録りしてたんですよ。コツコツやってます(笑)。もちろん日によっては「今日はイマイチだな」ということもあるんですけど。Lyo 人間だからね(笑)。──メロディと歌詞、つまり0から1を生み出すところがいちばん大事ですからね。Matty そうですね。音楽以外の分野でも0から1を作ることを続けてる人はたくさんいるので、自分とは違う職種の人がどうやってそれをやっているのか、最近はそのマインドみたいなものを学びたいと思ってます。それを自分なりに制作に活かしたいなと。Kehn いい音楽を作ってライブをやる、その繰り返しだと思うんですよね。1stアルバムにも完全に満足しているかと言えば、そういうわけではなくて。もっとよくしていくだけですね。Lyo 自分たちがいいと思う音楽をしっかり届ける。すごくシンプルですけど、それに尽きると思っています。いい音楽を作ってライブをやる、その繰り返しだと思うんですよね。1stアルバムにも完全に満足しているかと言えば、そういうわけではなくて。もっとよくしていくだけです(Kehn)