エレファントカシマシ/さいたまスーパーアリーナ

エレファントカシマシ/さいたまスーパーアリーナ - All photo by 大森 克己All photo by 大森 克己

●セットリスト
一部
1. 3210
2. RAINBOW
3. 奴隷天国
4. 今はここが真ん中さ!
5. 悲しみの果て
6. 星の砂
7. i am hungry
8. 夢のかけら
9. 風に吹かれて
10. ベイベー明日は俺の夢
11. 昔の侍
12. さらば青春
13. 笑顔の未来へ
14. 桜の花、舞い上がる道を
15. ズレてる方がいい
16. 今を歌え
17. 風と共に
18. ガストロンジャー
19. 俺たちの明日
二部
20. 男餓鬼道空っ風
21. この世は最高!
22. RESTART
23. 夢を追う旅人
24. 今宵の月のように
25. Easy Go
三部
26. あなたのやさしさをオレは何に例えよう
27. so many people
28. 友達がいるのさ
29. 涙
30. ファイティングマン
アンコール
31. 四月の風


2017年3月20日、バンド史上初めての大阪城ホールワンマンから始まった、エレファントカシマシデビュー30周年イヤーの活動、その締めくくりにして集大成であるさいたまスーパーアリーナ2デイズ。
1日目、3月17日は、全都道府県を回った30周年ツアーの締めくくりとしてワンマンが、2日目は「エレファントカシマシ30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN”SPECIAL ド・ド・ドーンと集結!! ~夢の競演~」と題し、スピッツ・Mr.Childrenを招いての3バンドのイベントとして行われた。以下、初日のレポ。

エレファントカシマシ/さいたまスーパーアリーナ
エレファントカシマシ30年の歴史と、昨年の全都道府県ツアーを振り返るオープニング映像&SE(サポート・キーボードの村山☆潤がエレカシの曲を素材にして作ったインスト)に続き、“3210”、“RAINBOW”でスタート。この日は、村山☆潤とヒラマミキオ(G)のおなじみのサポートに加え、ホーン隊=山本拓夫グループ4名と、金原千恵子ストリングス8名が曲によって参加したりしなかったりする編成だったが、オープニング時はフルメンバー。いつも同期トラックを使う“3210”が、生の管楽器と弦楽器で鳴らされるさまは異様に壮観、よって始まった瞬間にこの日のライブが特別なものであることが、超満員のオーディエンスに伝わる。
一部19曲、二部6曲、三部5曲、そしてアンコール1曲、計31曲、約3時間。
選曲も、その並びや構成も、宮本の全力のパフォーマンスも、メンバーたちの気合いも、照明や特効などの演出も含めて、本当に特別な時間だった。「名画か!」とか「映画のワンシーンか!」とか言いたくなる特別な瞬間が何度も、いろんな曲で、いろんな場面であった。
30年・30曲・3000円(通常盤)のベストアルバム『All Time Best Album THE FIGHTING MAN』をリリースし、30周年の全都道府県ホールツアーがほぼ売り切れ、テレビ等への露出もあって世間の認知度も上がり、NHK『みんなのうた』に書き下ろした『風と共に』、そして『RESTART/今を歌え』とすばらしいニューシングルを2タイトル発表し、初の『紅白歌合戦』出場も果たした。つまり、予想以上・期待以上の大成功を収め、「30年のキャリアの中で今がいちばん動員あるし人気ある」という奇跡のようなことを現実にした30周年イヤーの締めくくり、そこに懸けるメンバーの気持ち、スタッフの気持ち、そしてここに集まったお客さんの気持ちが、そういうライブを作り上げたのだと思う。

エレファントカシマシ/さいたまスーパーアリーナ
二部の最後は、4月スタートのドラマ『宮本から君へ』に書き下ろしたことが報じられているが、まだ一切オンエアされていなかった新曲“Easy Go”を初公開。三部の最後(つまり本来ならここで終わるはずだった曲)が“ファイティングマン”だったのは、この30周年ツアーのタイトルだからというだけでなく、1年前の大阪城ホールの1曲目だった、つまり30周年がこの曲で始まりこの曲で終わる、という意味もあったのだと思う。
それから。というふうに、30周年イヤーの集大成であるということがテーマのライブだったが、それとは別にもうひとつテーマがあったように感じた。
エレファントカシマシ、デビュー25周年ライブ兼毎年恒例の新春ライブで、4年前の2014年1月11日にさいたまスーパーアリーナワンマンをやっている。2曲目に“奴隷天国”をやって、天井から多数の風船が降って来る、という演出が、その4年前とまったく同じだったのだ。4年前はソールドアウトしなかったさいたまスーパーアリーナをギッチギチの超満員にして、そこで同じ演出で同じタイミングで同じ曲をやる、というのは、やっぱり、リベンジの意志があったのだと思う。どうでしょう、それを観たら。めちゃめちゃ感動するでしょう、どうしたって。
なお“桜の花、舞い上がる道を”の時に桜吹雪がぶわーっと飛び、その中を宮本が花道へ出て歌う、という演出も4年前と同じだったが、曲順が違ったし(4年前は29曲目、今回は14曲目)、1年前の大阪城ホールでもやったので、こっちは必ずしも2014年のリベンジだったとは言えません。言えませんが、超満員のたまアリで桜吹雪の中の花道で熱唱する宮本の姿には、やっぱり、本当にじーんと来るものがありました。

エレファントカシマシ/さいたまスーパーアリーナ
以上、速報でした。2日目の模様も加えてのさらに詳細なレポを、4月28日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』6月号に書く予定ですので、そちらもぜひ。あと、3月30日発売の5月号には、このライブ前の3月2日に山崎洋一郎が行った宮本浩次インタビューが載りますので、そちらもぜひぜひ。(兵庫慎司)

終演後ブログ
【速報】3/17エレファントカシマシさいたまスーパーアリーナ終了!
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