けやき坂46/日本武道館

けやき坂46/日本武道館 - All photo by 上山陽介All photo by 上山陽介

●セットリスト
0.OVERTURE
1.ハッピーオーラ
2.ひらがなけやき
3.僕たちは付き合っている
4.線香花火が消えるまで
5.三輪車に乗りたい
6.沈黙した恋人よ
7.わずかな光
8.未熟な怒り
9.ノックをするな!
10.こんな整列を誰がさせるのか?
11.君に話しておきたいこと
12.100年待てば
13.JOYFUL LOVE
14.期待していない自分
15.半分の記憶
16.誰よりも高く跳べ!
17.NO WAR in the future
18.ひらがなで恋したい
(アンコール)
EN1.最前列へ
EN2.永遠の白線
EN3.車輪が軋むように君が泣く
(ダブルアンコール)
WEN.約束の卵


けやき坂46が12月11日、12日、13日の3日間にわたり、日本武道館にて単独公演「けやき坂46 ひらがなくりすます2018」を開催した。

けやき坂46(ひらがなけやき)にとって武道館3Days公演は今回が2度目。前回は今年初めに予定されていた欅坂46(漢字欅)の振替公演も含まれていたため、喜びより「自分たちに出来るのだろうか?」というプレッシャーや不安の方が大きかったのではないかと思う。しかしそこから1年も経たぬうちに、自分たちの力で武道館3Daysを開催するまでの大飛躍を遂げた彼女たち。もちろん今回の公演では、メンバーの表情からは一抹の不安も感じられなかった。自信に満ちたパフォーマンスと弾けるような眩しい笑顔、そして燦燦と輝く「ハッピーオーラ」で会場を沸かせる姿は、今年のけやき坂46の凄まじい勢いを改めて実感させてくれるものだった。そんな彼女たちにとってもファンにとっても忘れ難い2018年を締めくくった「ひらがなくりすます2018」千秋楽の模様をレポートしたい。

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開演時間が過ぎ会場が暗転すると、心なしかいつもより気合が入った“OVERTURE”の合唱が起こる。クリスマスらしい煌びやかなライティングが光るステージに大きなプレゼントBOXが現れ、その中からメンバーたちが次々に登場。「『ひらがなくりすます』、行くよー!」の掛け声で1曲目“ハッピーオーラ”が始まった。お城のような豪華なセットをバックに、スカートを翻しながら可愛らしく歌い上げる。続けてグループのテーマソングとも言える楽曲“ひらがなけやき”になだれ込むと、背景のモニターに大きな「欅のクリスマスツリー」が映し出された。ひらがなけやきの公演はメンバーのパフォーマンスはもちろんのこと、モニターの映像も凝っているものが多く、一瞬たりともステージから目が離せない。曲が終わるとダンスコーナーへ突入し、まるでエンターテインメントショーのような華々しいステージングに会場は大きなどよめきと歓声に包まれた。

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最初のMCでは、キャプテン・佐々木久美が「ちょっと早めのクリスマスなんですけど、素敵な思い出を一緒に作りましょうね!」と元気いっぱいに挨拶。続いて、東村芽依が今年やり残したことについて「芽依もMCを回してみたい……」と少し顔を赤らませながら明かし、そこから東村によるほっこりMCタイムへ。その後は“線香花火が消えるまで”、“三輪車に乗りたい”などのユニット曲が続き、メンバーたちはサンタクロースのソリの形をした移動ステージに乗って会場を周りながら客席との距離をどんどん縮めていく。佐々木美玲のソロ曲“わずかな光”では、星空をバックに宙に浮かぶ大きな三日月に腰掛けて歌唱するというロマンチックな演出の中、今にも泣き出しそうな切ない表情で感情のこもった歌声を響かせ、会場の雰囲気を一転させた。

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中盤に差し掛かると2期生の“未熟な怒り”、1期生の“こんな整列を誰がさせるのか?”といったクール系ナンバーが繰り出され、力強い眼差しと迫力あるキレッキレのダンスで会場を沸かす。ひらがなけやきは漢字欅とはまた違った魅力があるが、こういった反骨心が滲む激しいダンスナンバーからは「けやき坂46/欅坂46」というグループの強固な芯が感じられる。歌だけではなく全身をフルに使って感情を表現し、観る者を黙らせてしまうこの感じはけやき坂46/欅坂46ならではだ。

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ひらがなけやきの「カッコイイ魅力」がさく裂した後はまた雰囲気がガラッと変わり、マントが付いたキュートな衣装で新曲“君に話しておきたいこと”を披露。そして“JOYFUL LOVE”に突入すると、客席のペンライトがブロックごとに決まった色に光り、全体で見るとまるで大きな虹がかかっているかのような綺麗なレインボーカラーが現れた。これはファンからの粋なサプライズで、この絶景にはメンバーも思わず興奮気味に「すっごい綺麗!」と喜びの声を上げていた。

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ライブ終盤は佐々木美玲のセンター曲“期待していない自分”、2期生の楽曲“半分の記憶”とエモーショナルなパフォーマンスをたたみかけ、1期生の“誰よりも高く跳べ!”では「武道館、跳べー!」の煽りに応えるように客席のボルテージが急上昇。メンバーも満面の笑顔で飛び跳ね、会場を見渡しながら力強く拳を突き上げる。“NO WAR in the future”で緑色のペンライトに染まる会場に割れんばかりの大きな掛け声が響き、ラストナンバー“ひらがなで恋したい”では「武道館ラスト行くぞ!」の声に合わせてキラキラと輝く紙テープが発射。会場はこの日一番の盛り上がりに達し、本編は終了した。

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大きな拍手と大歓声、鳴りやまない「けやき坂コール」に応え、Tシャツ姿に着替えたメンバーがステージに再登場。“最前列へ”、“永遠の白線”を披露した後は「ここに居ない『あるメンバー』が居ます。その子を今日連れてきちゃいました!」と、期待の3期生・上村ひなのをステージに呼び込む。スキップで登場し、ほんわかした笑顔を浮かべながら挨拶をする上村に、メンバーも客席もメロメロ状態。ここで、ひらがなけやきのメンバーたちが上村にサプライズを仕掛けた時のVTRが流れた。サプライズの内容は初めての顔合わせの現場で、キャプテンの佐々木がメンバーを叱咤し、ケンカに発展してしまうというもの。険悪なムードを前に上村は不安そうな表情を浮かべていたが、突然部屋の電気がパッと消え、次の瞬間には「ひらがなへようこそ!」と一斉にクラッカーを鳴らして上村を祝福。驚いて泣き出してしまう上村とそれをなだめるメンバーの姿が映し出され、グループの仲の良さに思わず笑顔になってしまうVTRだった。

けやき坂46/日本武道館
“車輪が軋むように君が泣く”でアンコールを終えたが、やっぱり鳴りやまない客席の歓声に応えてWアンコールへ。ここでキャプテン・佐々木が、大飛躍を遂げたこの1年を振り返り「本当に感謝してもしきれないくらい、皆さんにはありがとうの気持ちでいっぱいです。こんな私たちを『大好き』と言ってくれる人が世の中に沢山いるって思うと嬉しい」と目を潤ませながら、応援してくれるファンへの気持ちを語った。そして「ひらがなけやきは、まだまだこんなところで終わりません。来年は想像以上のひらがなけやきになって、もっともっと全速力で坂を駆け上っていきます!」と力強く宣言し、ラストは“約束の卵”をパフォーマンス。こうして今年の集大成とも言える「ひらがなくりすます2018」は幕を閉じ、メンバーたちは会場中のファンと手を振り合ってから、名残惜しそうにステージを去って行った。(渡邉満理奈)
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