メジャー・デビュー・シングル『未完成ライオット』のリリースを7月4日に控えたmonobright、この日は下北沢CLUB QUEでの 対バンライヴで、3バンド中2番目に登場したのだが、まだの人は悪いこと言わないから観た方がいい。面白い!
音源を聴けば明らかなように、基本的にはギター・バンド的な 音なんだけど、ライヴだとキャラの濃さと過剰さがその枠を はみ出しまくっている。ヴォーカル&ギターの桃野、この男のステージ上でテンション上がれば上がるほど 様子がおかしくなっていくさまは、金を払って観るに十二分に値する。
エレカシ宮本から男前さとカリスマ性を引いて挙動不審さと 声のでかさを残したような、アナログフィッシュ佐々木健太郎から ワイルドさを引いて不気味さを残したような、アロウズ坂井竜二からかわいさを引いて気色悪さを残したような…… っていくらでも喩えが出てくるが、そして誉めてるんだか けなしてるんだか書いてるうちによくわからなくなってきたが、とにかくそれぐらいのインパクト。すげえ破壊力。とりあえず、歌っている時とMCの時の声量が 同じヴォーカリスト、僕は初めて観た。(兵庫慎司)
monobright @ 下北沢CLUB QUE
2007.06.19