“MANGA” という楽曲でボーカルのタカハシヒョウリは、ひたすらに《TOGASHI! MANGA KAKE! TOGASHI!》(富樫!漫画書け!富樫!)と、とある漫画家の度重なる休載への憤りを叫ぶ。「何か」を叫ばずにはいられない彼は、こんなどうだっていいことを(時にはどうだってよくないことも)歌うのだけど、その「何か」は何だっていいのだという自由さであり、オワリカラのサウンドはまさしくそれである。レッド・ツェッペリンがファンカデリックをカバーしているような“勇敢なるビイヒヤナウ”、井上陽水の“夢の中へ”を連想させる《探し物をしています》のような古き良きジャパニーズ・ポップスの意匠を含んだ言葉とメロディを、変拍子を多用したビートに乗せて歌う“ドアたち”。ここまで凄まじいライブを体感すると、CDはあくまで彼らの録音物でしかないのかもしれない。そう思えてしまうほど素晴らしいライブだったのだ。アンコールで披露された“砂場”では、ブライトなノイズを振りまきながら美しいサイケデリアを描いたオワリカラ。もっともっと見たかったのが正直なところだが、彼らは11月からアンコールツアーをスタートし、ファイナルは12月3日の渋谷O-WEST、しかもワンマンである。期待しています!(古川純基)
『exPoP!!!!! volume 42』@渋谷O-nest
2010.10.01 18:37
“MANGA” という楽曲でボーカルのタカハシヒョウリは、ひたすらに《TOGASHI! MANGA KAKE! TOGASHI!》(富樫!漫画書け!富樫!)と、とある漫画家の度重なる休載への憤りを叫ぶ。「何か」を叫ばずにはいられない彼は、こんなどうだっていいことを(時にはどうだってよくないことも)歌うのだけど、その「何か」は何だっていいのだという自由さであり、オワリカラのサウンドはまさしくそれである。レッド・ツェッペリンがファンカデリックをカバーしているような“勇敢なるビイヒヤナウ”、井上陽水の“夢の中へ”を連想させる《探し物をしています》のような古き良きジャパニーズ・ポップスの意匠を含んだ言葉とメロディを、変拍子を多用したビートに乗せて歌う“ドアたち”。ここまで凄まじいライブを体感すると、CDはあくまで彼らの録音物でしかないのかもしれない。そう思えてしまうほど素晴らしいライブだったのだ。アンコールで披露された“砂場”では、ブライトなノイズを振りまきながら美しいサイケデリアを描いたオワリカラ。もっともっと見たかったのが正直なところだが、彼らは11月からアンコールツアーをスタートし、ファイナルは12月3日の渋谷O-WEST、しかもワンマンである。期待しています!(古川純基)