サンボマスター @ 赤坂BLITZ - サンボマスターサンボマスター

サンボマスター @ 赤坂BLITZ

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ニュー・アルバム『音楽の子供はみな歌う』のツアー、なんか第5部ぐらいまで対バン形式になったりしながら延々と続くことになっていて、今日はその第3部のファイナル。ちなみに私が第1部の東京公演を観たのは4月6日日比谷野音で、この日会場内で第5部の日程が貼り出されていたが、ラストは10月だった(ニュースのページ参照)。要は半年間、春・夏・秋と続く、ってことのようです。なお、本日=第3部には、「受験の神様!! サンボマスターの夏期講習!」というサブタイトルが付いていて、現役受験生及び予備校生は入場時に学生証を提示すればその場で¥500キャッシュバックしてくれるという、親切なんだか勉強のじゃましてんだかよくわからないサービスあり。この日のMCによると、近藤「名古屋は全然受験生来なかった」山口「来なかったねえ。4人だけだったもんね」近藤「勉強してたらしい。今、大事な時期らしいよ」だそうです。そんなことやる前からわかるのではないかと思うがどうか。それから、この日のゲストはFUNKY MONKEY BABYSとB-DASH。前者はとにかく熱くシンガロング、後者はいつものあの「飄々と爆発、ニコニコと熱狂」な鉄板で盛り上がるライブを見せてくれました。

で、サンボ。SEでイースタンユースの“孤立無援の花”が鳴り響く中、登場。山口、「俺は今日パンク・ロックをやりに来たんだよ! パンク・ロックっていうのは大人の言うこときかないことだよ! 大人のことバカじゃねえかと思うことだよ! 大人だって子供の言うこときかなきゃいいんだよ!」と絶叫。1曲目、個人的に死ぬほど好きな曲だけど、最近あんまりライブでやっていなかった“これで自由になったのだ”(2nd『サンボマスターは君に語りかける』収録)で始まり、思わず「おおっ!」と声が出る。近藤、間奏で演奏を放棄、ベースを投げ捨ててスピーカーに上って仁王立ち、「うわああーっ!」とかわめいている。というように、とにかくテンションの高い、延々ツアー回っている中の1本とは思えない、今日燃え尽きるみたいなライブだった。あと、冒頭のMCもそうだけど、それ以外も「むかつく奴らをぶっとばしに行こうぜ!」と叫んだり、「ここから一駅行ったら国会議事堂駅ってのがあんだよ。ブタみたいな政治家がいるんだよ」などと、前半は何故かやたら攻撃モードでした、今日の山口隆は。後半は一転して、なんか穏やかにかわいらしくなっていました。

アンコールまで含めて全9曲、新曲も1曲あり。そんな力任せで強引で豪快なライブでありながら、同時に、サンボが最強の名曲生産マシーンであることを見せ付けるような選曲でもあった。本当にいい曲を書いて、すばらしいグルーヴの演奏ができて、最高な声で歌えるバンドなのに、そこをあんまアピールしたがらなかった。むしろぐしゃぐしゃに壊してから提示したりしていたのが、ようやくこのひとつ前のツアーぐらいから、自然にそこを出すようになった気がする。で、今回も、それがさらに続いている気がする。いいモードにいると思う、今のサンボは。

なお、最近山口は、アンコールを終えて、ひとりでアカペラで歌ってからひっこむことが、よくある。あのいつも歌うの、真心ブラザーズの“GREAT ADVENTURE FAMILY”という曲です。96年リリースのアルバム『GREAT ADVENTURE』の1曲目に入っています。「知ってるよ」と言われそうな気もするけど、昔の曲だし知らない人もいるかなあと思って書いてみました。

あともうひとつ。中盤、“very special!!”をやっている時に、フロア中央あたりに丁半コロコロ(元X-GUN)の西尾がいるのを目ざとく発見した山口、「西尾ー! 上がってこいー!!」と叫ぶ。そしたらほんとにステージに上がってきて、山口と一本のマイクでほほ寄せ合って、一緒に歌ってました。普段から西尾氏はいろんなライヴで見かけるけど、彼に向かって「上がってこい!」と叫んだミュージシャンは初めて見た。友達なのかな、と思ったけど、山口のブログによると違うみたいです。呼び捨てにしたことを詫びてました。(兵庫慎司)
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