The Mirraz @ SHIBUYA-AX

The Mirraz @ SHIBUYA-AX
The Mirraz @ SHIBUYA-AX
The Mirraz @ SHIBUYA-AX
The Mirraz @ SHIBUYA-AX
The Mirraz @ SHIBUYA-AX
The Mirraz @ SHIBUYA-AX
3月2日横浜CLUB LIZARDからスタートしたThe Mirrazの全国ツアー『The Mirraz 2011年ワンマンツアー! We are the fuck’n World ~第一章、夢の印税生活篇、完~』。これまでサポートメンバーとしてThe Mirrazを支えてきた中島ケイゾー(Ba)と佐藤真彦(G)が正式メンバーとして加入して改めて4人となったThe Mirrazの初ツアーだ。4月27日には恵比寿リキッドルームにて追加公演が決定しているが、一応本日がファイナルということで、フロアにはたくさんのオーディエンスが集まり、パンパンに破裂しそうな熱気で満ち溢れていた。11日の震災の影響で、仙台公演は延期されたが、その他の公演は慎重な検討の結果、すべて開催されている。その姿勢からは今彼らがバンドとしてできることを止めてはならない、そういう気概を感じる。シニカルで天邪鬼で尖っている、そういうイメージのバンドだが、そんな彼らだからこそ伝えられる真っ直ぐなメッセージが今夜オーディエンスの胸を大きく揺さぶった。

ライブは最新アルバムから“あーあ”でいきなりエンディングのような壮大なスタートを切る。「あーあ」というコーラスが、無力感や失望感に苛まれながらも、一筋の光にも似た祈りのようにも聞こえてくる。メンバーの背後から照らされる眩いバックライトの下、これからへの決意表明のような力強いサウンドがかき鳴らされる。中島、佐藤はこれまでサポートメンバーとして共に演奏していたとは言え、正式メンバーとなったせいか、The Mirrazが4人として心を決めて鳴らす音は本当に逞しくなっていた。

スタートからフロアの熱狂ぶりが半端ない。力強いリズムをハンドクラップで叩き鳴らした“ああん”、無数の拳が突き上がり、勢いよく跳びはねながら応戦する“なんでもない、なんでもないよ”。彼らが鳴らす音楽に素直に、そして激しく反応するオーディエンスを見ていると、The Mirrazのロックが正しく届いていることが伝わってくる。

相変わらずシニカルな姿勢は変わらないが、バンドとして伝えていきたい思いは着実に強まっているようだ。壮大なサウンドスケープからマシンガンのように放たれていく言葉の数々が胸を刺す“ハッピーアイスクリーム”は、自らを戒めながらも前向きに現実に立ち向かって行く宣誓として鳴り響いていた。ライブ中盤には6月22日にリリース予定のミイラズ初のシングルから“観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは”も披露される。「最近、暗いニュースばかりでいやだなと思って2月くらいに作った曲です。地震が起きるとは思っていなかったので、こういう明るい曲が伝わるかわからないですが、そういう気持ちで作った曲です」と畠山は真面目な表情で語り、疾走感溢れるリズムに乗ってどこまでも爽快に突き抜けていく生き生きとしたナンバーを届けてくれた。ここ最近の彼らの楽曲は本当に言葉の持つ力が増大しているような気がする。

「ここでちょっと盛り上がる曲を」と言って“なんだっていい///////”“Make Some Noiseeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!”“ハイウェイ☆スター”の3連発で興奮状態へと誘った後は、“ただいま、おかえり”“5.5.5st”“シスター”の流れでオーディエンスを穏やかに包み込む。どこまでもシニカルに突き放しては、無防備な優しさで受容する。そんな屈折した思いが“We Are The Fuck'n World”と“TOP OF THE FUCK'N WORLD”の対になるような流れからも伝わってくる。この緩急の激しさがオーディエンスの心を完全に掴み、ステージとフロアの間で仲間意識が生まれているように見えた。

「今の日本に、そして、みなさんに捧げます」と言って“Let's Go!”をエネルギッシュに叩き付ければ、フロアは拳を高く天井に突き上げ「Let' Go!」と力いっぱいに声を揃える。攻撃性たっぷりに、ハイスピードにかき鳴らした“CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい”、純真な気持ちを精一杯に吐き出した“ソシタラ~人気名前ランキング2009、愛という名前は64位です~”でクライマックスを迎え、本編は幕を閉じた。

2度目のアンコールで、ケイゾー、佐藤が現れ、畠山はなんとドラムの前にスタンバイ。「元ジャニーズだったあの先輩の曲をやらせていただきます!」(今日のライブで畠山はずっとジャニーズキャラになりきっていた)と畠山が煽ると、聞こえてきたのは反町隆史の“POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~”のあのギターフレーズが!!! そして、関口が歌詞カード片手に意気揚々とステージに現れ、なりきり状態でワンコーラスしっかり歌いきるという最高に笑える演出もありつつ、先ほど披露したシングルの発売日である6月22日の翌日、6月23日には渋谷C.C Lemonホールでワンマンライブが決定したことを発表! 「席があっても楽しいということを見せつけてやる」「今年は音楽だけで勝負したい」と今、彼らができることを全力でやっていくことを誓って、“WAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!”をプレイした。ありったけの叫びが会場に途轍もないエネルギーをもたらし、熱く燃え上がった一夜だった。(阿部英理子)

1.あーあ
2.僕はスーパーマン
3.ああん
4.正式にはフランケンというのは博士の名前である
5.なんでもない、なんでもないよ
6.君の料理(レシピNo.2027)
7.今にも落ちてきそうな空の下で
8.ハッピーアイスクリーム
9.check it out! check it out! check it out! check it out!
10.観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは
11.なんだっていい///////
12.Make Some Noiseeeeeeeeeeeeeee!!!!!!!!!!!!
13.ハイウェイ☆スター(仮)
14.ただいま、おかえり
15.5.5.5st
16.シスター
17.We Are The Fuck'n World
18.TOP OF THE FUCK'N WORLD
19.ゾンゾンゾンビーズ
20.Let's Go!
21.CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい
22.ソシタラ~人気名前ランキング2009、愛という名前は64位です~
アンコール1
1.レディース&ジェントルメン
2.イフタム!ヤー!シムシム!
アンコール2
1.WAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on