そして「皆さんが心の底から笑える瞬間が増えていきますように」というメッセージに続いて本編ラストに鳴らされたのは、“福笑い”。《きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う》というキラーフレーズとともに、フロアにたくさんの笑顔が咲き乱れた光景は本当に美しかった。アンコール前には、オーディエンスが“福笑い”を大合唱するというシーンも。照れくさそうに再びステージに舞い戻った高橋優は、「原点を忘れてはいけないと思い、久しぶりにこの歌を歌います」とインディー時代の楽曲“駱駝”で満場のハンドクラップを誘い、“シーユーアゲイン”で秋に開催される2度目の全国ツアーでの再会を固く誓って、2時間弱に及ぶライブを締め括った。ライブ後、ステージ左右の端まで足を運んでオーディエンスに深々とお辞儀をした高橋優。ダイナミックに炸裂するサウンドの勢いや、ダイレクトに胸を揺さぶる言葉の力は勿論だけど、今夜のライブでもっとも印象に残ったのは、そんな彼の真摯な態度だった。曲を終えるたびに一礼し、丁寧に曲名を述べていた高橋優。そこには、目の前の人には礼儀を尽くす、伝えたいことはハッキリ伝える、そして無駄に自分を飾らない、というような、人間として真っ当なことをひとつひとつ行為で示していこうとする彼の姿勢が、確かに貫かれていたように思う。そして、そんな愚直で地に足の着いた「世間との戦い方」が、どうしようもない現実にもがき苦しむ多くの人々の心を力強く鼓舞していることが何よりも素晴らしい。高橋優がステージを去った後も“福笑い”の大合唱が止むことのないフロアを前にして、その力の大きさに胸を揺さぶられずにはいられない感動的な一夜だった。(齋藤美穂)
高橋優 @ 恵比寿リキッドルーム
2011.07.08 21:35
そして「皆さんが心の底から笑える瞬間が増えていきますように」というメッセージに続いて本編ラストに鳴らされたのは、“福笑い”。《きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う》というキラーフレーズとともに、フロアにたくさんの笑顔が咲き乱れた光景は本当に美しかった。アンコール前には、オーディエンスが“福笑い”を大合唱するというシーンも。照れくさそうに再びステージに舞い戻った高橋優は、「原点を忘れてはいけないと思い、久しぶりにこの歌を歌います」とインディー時代の楽曲“駱駝”で満場のハンドクラップを誘い、“シーユーアゲイン”で秋に開催される2度目の全国ツアーでの再会を固く誓って、2時間弱に及ぶライブを締め括った。ライブ後、ステージ左右の端まで足を運んでオーディエンスに深々とお辞儀をした高橋優。ダイナミックに炸裂するサウンドの勢いや、ダイレクトに胸を揺さぶる言葉の力は勿論だけど、今夜のライブでもっとも印象に残ったのは、そんな彼の真摯な態度だった。曲を終えるたびに一礼し、丁寧に曲名を述べていた高橋優。そこには、目の前の人には礼儀を尽くす、伝えたいことはハッキリ伝える、そして無駄に自分を飾らない、というような、人間として真っ当なことをひとつひとつ行為で示していこうとする彼の姿勢が、確かに貫かれていたように思う。そして、そんな愚直で地に足の着いた「世間との戦い方」が、どうしようもない現実にもがき苦しむ多くの人々の心を力強く鼓舞していることが何よりも素晴らしい。高橋優がステージを去った後も“福笑い”の大合唱が止むことのないフロアを前にして、その力の大きさに胸を揺さぶられずにはいられない感動的な一夜だった。(齋藤美穂)