というわけで、今年2度目となるワンマンを見終えての率直な感想は、要約すると「とても挑戦的だった」ということ。それはライブ冒頭から顕著で、暗がりのなかバックバンドと共に登場した藤巻は、10月17日にリリースされる1stソロ・アルバムの表題曲=“オオカミ青年”を、何か重大なことでも宣告するような緊迫感でもって歌いはじめたのだ。苦悩に悶える胸中を綴ったリリックと共に、楽曲のトーンも重く、暗い。誤解を恐れずにいえば、それはエンターテインメントとしてのライブの幕開けには必ずしも相応しいとはいえないナンバーで、前回のソロ初ワンマン@赤坂BLITZ(レポートはこちら→http://ro69.jp/live/detail/66481)がそうであったように、本来なら“キャッチ&ボール”のようなパッと場が華やぐアッパーなムードの楽曲から始めるのが順当だろう。しかし、今の藤巻はこの曲から始めなければならなかったし、この曲から始めることで、以降の藤巻は憑き物が取れたように晴れ晴れとした笑顔も見せて、伸びやかな歌声を響かせていくのだった(それは、ひとつの“通過儀礼”のようなものだったのかもしれない)。「いきなり声が枯れちゃったよ!(笑)」、「自分でもびっくりするくらい気合い入りすぎて、気合いがカラ回ってます(笑)」とMCでは冗談めかして語っていたけれど、中盤にも内省的な楽曲を立て続けに披露する場面もあって、観ていて圧倒されるほど決意とエモーションみなぎるパフォーマンスが繰り出された。
藤巻亮太@渋谷公会堂
2012.09.12
というわけで、今年2度目となるワンマンを見終えての率直な感想は、要約すると「とても挑戦的だった」ということ。それはライブ冒頭から顕著で、暗がりのなかバックバンドと共に登場した藤巻は、10月17日にリリースされる1stソロ・アルバムの表題曲=“オオカミ青年”を、何か重大なことでも宣告するような緊迫感でもって歌いはじめたのだ。苦悩に悶える胸中を綴ったリリックと共に、楽曲のトーンも重く、暗い。誤解を恐れずにいえば、それはエンターテインメントとしてのライブの幕開けには必ずしも相応しいとはいえないナンバーで、前回のソロ初ワンマン@赤坂BLITZ(レポートはこちら→http://ro69.jp/live/detail/66481)がそうであったように、本来なら“キャッチ&ボール”のようなパッと場が華やぐアッパーなムードの楽曲から始めるのが順当だろう。しかし、今の藤巻はこの曲から始めなければならなかったし、この曲から始めることで、以降の藤巻は憑き物が取れたように晴れ晴れとした笑顔も見せて、伸びやかな歌声を響かせていくのだった(それは、ひとつの“通過儀礼”のようなものだったのかもしれない)。「いきなり声が枯れちゃったよ!(笑)」、「自分でもびっくりするくらい気合い入りすぎて、気合いがカラ回ってます(笑)」とMCでは冗談めかして語っていたけれど、中盤にも内省的な楽曲を立て続けに披露する場面もあって、観ていて圧倒されるほど決意とエモーションみなぎるパフォーマンスが繰り出された。