くるり @ パシフィコ横浜国立大ホール - くるりくるり

くるり @ パシフィコ横浜国立大ホール

ウィーンでアルバム制作を共にしたウィーン・アンバサーデ・オーケストラを招き、アルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』の再現を行うという、「くるり ふれあいコンサート ファイナル」2DAYS。とにかく素晴らしい体験だった。  明日も行われるため、具体的な曲目については記載を控えるが、『ワルツを踊れ Tanz Walzer』の豊かでどこかノスタルジーを感じさせるメロディ、クラシックと出会ったことで生まれたアンサンブルが、生のオーケストラ部隊がついて演奏されるのだから、とてつもなく贅沢。美しく、深く、分厚い音塊は、完璧なフォルムをもって、空間を香り高く染め上げる。過去の曲も演奏され、その変貌ぶりには、大きな感動があった。 舞台右手には、岸田・佐藤のくるりのふたりと、サポートギタリスト・佐橋佳幸とドラムス・あらきゆうこが。中央から左には、オーケストラ部隊とコーラスが3人。右手のバンド部隊が、セッション的なアンサンブルに突入すると、オーケストラ部隊はおとなしくそれを見守っているという不思議な光景が微笑ましい。 パシフィコ横浜国立大ホールという格調高い会場、そして舞台に登場するスタッフはタキシード着用というシチュエーションだけに、曲と曲との間に嬉しそうに話す岸田は終始照れくさそうだった。それがまた、スペシャルな催しであるムードを高めていた。 超一流のオーケストラを引き連れ、ぐいぐいとドライブしていくロックンロール。そして、芳醇なメロディは本当に深い味わいがあった。こんな感覚は、絶対に他では体験できない。やはりくるりは、すごいロックバンドだ。(小松香里)
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