エミネム、カニエなど他のラッパーをディスる曲を多々書きそうになったと語る

エミネム、カニエなど他のラッパーをディスる曲を多々書きそうになったと語る

エミネムはカニエ・ウェスト、リル・ウェインらをディスするラップを書きそうになったことを明らかにしている。

エミネムは2004年の『アンコール』から09年の『リラプス』の間で経験したスランプについて触れていて、この時期にぶっちぎりで飛ばしていたラッパーたちのパフォーマンスを目にして、自身への不安にさいなまれるようになったとロサンゼルスのラジオ局パワー106の番組で語っている。

「一線から離れている間、俺はずっとなにが起きているのはちゃんと追っかけてたんだよ。その時々での人気のものとか、ぶっちぎりで飛ばしまくってるアーティストとかね。自分や自分の作ってる音にまるで納得がいかなくて、誰彼となく敵視するようになり始めてたんだ」

「特にあの時期だったら、カニエとウェインを標的にしてて、この二人はこの時期一番やばかったから、その分、俺には痛かったんだ。CDをかけても『ふざけんな、もうやめてやる』って気持ちになるばっかりでね」

その後、エミネムは誰彼かまわずディスしまくる曲を書こうかとさえ思ったが、自身のキャリア的な破滅にもなりかねないので紙に書きつけることはしなかったと語っている。

「俺が俺であることに気分が悪くなってくることが何度かあったんだよ。結局、心の奥底で俺は幸せじゃなかったっていうことだと思うんだ。相当暗い瞬間がいくつもあったからね、よく薬でハイになってた時期の俺の思考の流れとか思い出すとね。よくないことだったし、俺らしくもなかった。俺ってもともとそんな人間じゃないんだから」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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