エミネムの実父がインディアナ州の自宅で心臓発作を起こして亡くなったことが分かった。
「The Sun」によると、エミネム(本名マーシャル・ブルース・マザーズ3世)の父親であるマーシャル・ブルース・マザーズは、24歳で息子を授かるも、彼がまだ幼い頃に家族の元を去ったという。エミネムの幼少時代を通して関係性は悪く、長年疎遠だったようだ。
マザーズは22歳の頃にエミネムの母親・デビーが15歳のときに結婚し、その2年後にミズーリ州でエミネムが誕生したという。生後半年過ぎた頃にマザーズは家を出てカリフォルニア州へ移り住んだようだ。
デビーは息子を連れて親戚の家などを転々とし、デトロイトの労働者が多く住む地域に落ち着いたという。
ティーン・エイジャーとなったエミネムは何度か父親に手紙を書いたというが、母親によると、すべて「差出人に返送」となっていたという。
2001年、マザーズはエミネムに宛てた公開書簡を新聞に掲載。自分と息子を離れ離れにしたのはデビーだと主張し、次のように綴っていたということだ。
きっと君は、俺が一度も君を探さなかったと思ってるだろう。
俺が君の手紙に一度も返事を書かなかった酔っ払いだと思い込んでいる。
だから、これを読んで、これまでずっと嘘をつかれ続けてきたことに気づいてほしい。
さらには、息子が成功したから連絡を取ろうとしているわけではないとして、以下のように続けたという。
はっきりさせておきたいのは、施しが目当てじゃないってことだ。
俺はちゃんと仕事もしてるし金はある。君の金は必要ないし、ほしくもない。
俺の人生でひとつ残っている願望は、君を抱きしめ、ずっと愛していると伝えることだ。
しかし、後にエミネムは「Mirror」に対して「父親? 父親なんて知らないよ。写真さえ見たことない。俺の親父が連絡を取りたがってるって聞いたけど、今さらだろ。一度も手紙をもらったことさえないんだから」と話していたという。