スリップノットのコリィ・テイラーは自身の別プロジェクト、ストーン・サワーからギターのジム・ルートが脱退したことを明らかにしている。

ジムはファーストからスリップノットにも参加していて、現在制作中のスリップノットの新作の作業にも携わっていると伝えられている。その一方でジムとバンドの作業が折り合わなくなったとして、ストーン・サワーは次のように発表している。

「一部ではもう知っている人もいるかもしれないけど、ストーン・サワーとジム・ルートはこの先別れて活動することになりました。スリップノットの新作が完成するまで決断は見送ろうと考えていましたが、しかし、ここのところの一連の出来事に照らして、今回の事実を明らかにして、先に進もうと思います。どちらのバンドにとってもこれが最良の判断だと思いますし、将来的にそれが明らかになればいいかと思います。然るべき時間が来たら、もっと詳しい事情をお知らせします」

さらにコリィは「俺とジムはスリップノットでまだ作業を続けているし、アルバムは完成まで間近だよ」とツイートしている。

ジムはスリップノット用の楽曲制作のため今年に入ってからのストーン・サワーのツアーにも参加しなかった経緯があり、ジムは状況を次のように語っている。

「つまり、残念ながら俺には身体が一つしかないということなんだよ。同時に二か所にいることはできないし、スリップノットの作業に必要な集中力を考えると、ストーン・サワーとツアーに出るというのは無理な話なんだ。嫌になるし、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまうし、一緒に行けないという事実そのものがたまらないけど、でも、ほかにいいやりようが俺にはみつからないんだよ。つまり、妥協点を見出すにはこれが最善のやり方かなと思うんだ」

また、ジムは自身の画像サイトのインスタグラム・ページでファンからもうストーン・サワーの一員ではないのかという問いに「俺はもうそのバンドにはいないんだ。俺の判断じゃないよ。満足はしてないよ」と答えている。

なお、ストーン・サワーはツアーではジムの代役としてツアーにクリスチャン・マルトゥッチを迎えることになったが、当分、この体制で活動を続けていく模様だ。