待望のセカンドとなる新作『This Is All Yours』を9月22日にリリースするアルト・ジェイだが、新作からのリード・シングルとなる"Hunger Of The Pine"ではマイリー・サイラスをサンプリング使用していると明かしている。

キーボードのガス・アンガー=ハミルトンはドラムのトム・グリーンがマイリーのトラックのリミックスを作っている時に持ち上がってきたサンプリング・ネタだと解説していて、ちょうどその時期にバンドは今度の新作の制作にも取りかかっていたのだとDIY誌に語っている。

「あのサンプリングはトムが作ってたリミックスから生まれたものなんだ。トムはマイリー・サイラスのリミックスを作ってたんだよ。トムがあのサンプリングをリミックスですごい頻繁に使ってて、それとジョー（・ニューマン）のギターと組み合わせてみたら、なかなかいい感じだったんだよね」

サンプリングはマイリーの"4x4"のヴォーカルをネタにしたもので、バンドからマイリー側に許諾を申し出ると、マイリー側は「気前よく」使わせてくれたとジョーは語っている。

「あの曲の大枠が大体出来上がった頃、リミックスの方も単純に気に入ってたからよく聴き直してたんだよね。するとあの『I’m a female rebel（わたしは女の反逆者）』っていうくだりのサンプリングが出てきて、『このフレーズ好きだなあ……自分たちの曲に使ってみない?』って提案したんだよ。サンプリングを作ったトムが賛成してくれたから、マイリー側に連絡してみたら、マイリーも気前よくOKを出してくれたんだ。ぼくたちとしては、これは意外性の要素の一つなんだよね」

また、実はマイリーもバンドの"Fitzpleasure"をライヴで使ってくれていて、自分たちのファンでもあるのだとジョーは明かしている。

「マイリーはすごくぼくたちのことを応援してくれてるし、ファンでもあるから、本当に嬉しいなと思うよ」

アルト・ジェイは2012年のファースト・アルバム『アン・オーサム・ウェイヴ』で、イギリスとアイルランドで制作された年間最優秀アルバムに贈られるマーキュリー賞に輝くことになった。バンドからは今年に入ってベースのグウィル・セインズベリーが脱退しており、新作は3人体制になって初の作品となる。

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