アイアン・メイデンのB・ディッキンソン、パンクは利用されやすいゴミだったと語る

アイアン・メイデンのB・ディッキンソン、パンクは利用されやすいゴミだったと語る

現在ヨーロッパ・ツアー中で、2012年から敢行しているメイデン・イングランド世界ツアーを7月5日のソニスフィア・フェスティヴァルで終えるアイアン・メイデンだが、ブルース・ディッキンソンは「パンクはゴミだった」と語っている。

ブルースはザ・ガーディアン紙掲載用に、共にネブワースで開催されるソニスフィア・フェスに出演するフランク・ターナーのインタヴューを受けていて、「アート界側」がメタルを受け入れることになったのは「パンクを通してのみのことだった」と語っているが、「アート界側がパンクを受け入れたのはゴミだったからで、なんでわざわざそんなゴミを受け入れたのかというと利用しやすかったからだよ」と持論を展開している。

「連中はこう言うわけだよ、『そうさ、俺たちはパンクなんだから誰のことだって軽蔑することができるんだ。楽器はまるで弾けないけど、ということはやってることをすべてパフォーマンス・アートだってことにして逃げおおせたらいいんだ』ってね。パンク・バンドをやってた半分くらいのキッズは、自分たちを誉めそやしてたアート界の連中をせせら笑っては『ファッキン・バカばっかだな。ありがとさんだよ。金だけ貰って、全部薬にして鼻に突っ込んで女とやるまでの話だよ』っていう調子だったからね。こうした連中が実は本当はなにが一番やりたかったのかというと、メタル・バンドをやってポルノ女優を自分たちの周りに侍らすことだったんだから」

また、ブルースはグラストンベリー・フェスティヴァルについてあまりに中流過ぎと批判していて、自分たちとしては出演するつもりはないと語っている。なお、今週末の28日にはメタリカがグラストンベリーへのヘッドライナー出演を予定している。

「かつてグラストンベリーがオルタナティヴ・フェスティヴァルだった時代には面白かったんだけどね」とブルースはザ・テレグラフ紙に語っている。

「でも、今じゃ地球上で最もブルジョア的なイヴェントだろ。グウィネス・パルトロウが自分から出かけるところや、人がエアコン付のゲルに泊まるようなところなんざ、俺はまっぴらごめんだよ」

その一方でソニスフィアへのヘッドライナー出演の抱負をブルースは次のように語っている。

「中流の連中にはグラストンベリーを任せるとして、残った下層民のわれわれはネブワースへと向かい、ビールを山ほど飲んで楽しんでやろうぜ」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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