キンクスのデイヴ・デイヴィス、ジミー・ペイジのゴースト・ギタリスト説を完全否定

キンクスのデイヴ・デイヴィス、ジミー・ペイジのゴースト・ギタリスト説を完全否定

ザ・キンクスは代表曲"ユー・リアリー・ガット・ミー"のギターはレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジによるものだという伝説をあらためて否定している。

声を上げているのはデイヴ・デイヴィスで、デイヴはBBCが製作した新しいドキュメンタリーでキンクスのギターをバンド以外のセッションマンが担当したとする虚偽が語られていると自身のフェイスブックで批判している。

ドキュメンタリーはロンドンでもレコーディング・スタジオや音楽版権管理会社などが集中する界隈であるデンマーク・ストリートを取り上げたもので、このドキュメンタリーの中でツェッペリン結成前にセッション・ミュージシャンとして活躍していたジミー・ペイジが"ユー・リアリー・ガット・ミー"のセッションに参加したと触れられているという。

ジミー・ペイジがキンクスのセッションに関わっていたというこの伝説には、"ユー・リアリー・ガット・ミー"のギターのサウンドやソロまでジミーが弾いてみせたというものもあった。今回のドキュメンタリーではジミーはただ演奏に参加しただけだと触れられているものの、デイヴはこれも完全に次のように自身のフェイスブックで否定している。

「BBCは新しいドキュメンタリーでデイヴ・デイヴィスとザ・キンクスについて虚偽を伝えてるよ。"ユー・リアリー・ガット・ミー"であのディスト―ションのかかったサウンドを編み出して、あのギター・ソロを弾いたのは俺、つまり、デイヴ・デイヴィスで、リズム・ギターを弾いているのはレイ・デイヴィスだ。俺たちはキンクスのどのヒット曲についても、ほかのギタリストは使っていないから」

なお、このジミー・ペイジのキンクス伝説についてはキンクスのみならず、"ユー・リアリー・ガット・ミー"のプロデューサーのシェル・タルミー、さらにジミー自身までもこれまで否定してきている。タルミーは昨年にもザ・ガーディアン紙に対してジミーは"ユー・リアリー・ガット・ミー"のセッションには参加していないと断言しているが、ごく一握りのキンクスの曲で、レイがギターを弾かずにヴォーカルに集中できるようにリズム・ギターを提供したことはあったと語っている。

なお、今年はキンクスの結成50周年にあたるが、レイとデイヴは新作を制作することで意見の一致を見たとこれまで伝えられている。

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