7月4日に開催されたデンマークのロスキルデ・フェスティヴァルへの出演でヨーロッパ・ツアーを終えたザ・ローリング・ストーンズだが、ミック・ジャガーは3月に急死した交際相手、ローレン・スコットの死について語っている。
ミックは8月1日に公開を予定しているジェイムス・ブラウンの伝記映画『Get On Up』のプロデューサーを務めていて、映画のプロモーションのため朝のワイド・ショー『トゥデイ』に出演していたが、ローレンの死後数か月をどう過ごしたのかという問いに次のように答えた。
「まあ、元気にやってるよ。すごくしんどいけどね。本当に大変な1年になってるけど、ストーンズとヨーロッパ・ツアーに精を出したことでなんとか自分の調子を戻したし、それにほかにもいろいろやってるからね、この素晴らしい映画の仕事とか」
さらにミックは家族や友人から受けた励ましや援助に感謝しているとも語ったという。
なお、映画に関連してミックは自分にとってのジェイムス・ブラウンの魅力は観客との接し方にあったと次のように語った。
「お客さんを魅入らせる方法とか、なにをしろとお客さんに伝える言い方とか、自分の感情をお客さんに投げかけて、それをまた自分に投げ返すように促すそのやり方」が最大の魅力だったと語っている。
さらに番組に共演した作品の出演陣の一人、ダン・エイクロイドはビジネスマンとしてのジェイムスを次のように語った。
「ジェイムスはこの仕事のあらゆる側面をよく理解していて、スーパースターたる存在になるにはなにが必要なのかすべてわかっていて、友人たちや自分や家族のために、ビジネス・チャンスをどう拡げて行けばいいのかよくわかってたんだ」
ストーンズはローレンが3月に自宅で自殺するという悲報に見舞われると、いったんツアーを中断し、その後5月にヨーロッパ・ツアーを再開させていた。いったん順延になったオセアニア・ツアーはすべて10月から行われる予定になっている。