マドンナ、ビースティ・ボーイズらがロックの殿堂にノミネート

音楽界の進化と発展に多大な貢献した人物を選出し、その栄誉を称える『ロックの殿堂(The Rock and Roll Hall of Fame)』にマドンナ、ビースティ・ボーイズらがノミネートされた。

9月27日に発表された2008年度の殿堂入りアーティストのノミネーション。マドンナ、ビースティ・ボーイズのほか、アフリカ・バンバータ、ジョン・メレンキャンプ、ザ・ベンチャーズ、レナード・コーエン、ドナ・サマー、シック、デイヴ・クラーク・ファイヴらの名前が候補に挙がっている。

上記9組のうち、5組のアーティストが選出され、殿堂入りを果たす。2008年3月10日に、ニューヨークのウォールドルフ・アストリア・ホテルで殿堂入りセレモニーが行われ、受賞アーティストはパフォーマンスを披露する。

最初のレコードのリリースから25年を経過していることが殿堂入りの必要資格となるため、2008年度の場合1982年中にはファースト・シングルをリリースしているアーティストでなくてはならない。マドンナは1982年にシングル“Everybody”をリリースしている。ビースティ・ボーイズも1982年にパンクEP『Polly Wog Stew』をリリースしている。80年代初頭のニューヨーク・シーンでひときわ目立つ存在で、互いに遊び仲間だったというビースティとマドンナ。ビースティがマドンナのフロント・アクトを務めブレイクのきっかけをつかんだのは有名な話だが、当時のマドンナやビースティの面々からしてみれば、何十年後かに『ロックの殿堂』に同時にノミネートされることになろうとは、思いもよらなかったのでは。

なお、2007年3月にはR.E.M.、パティ・スミス、グランドマスター・フラッシュ、ヴァン・ヘイレン、ザ・ロネッツらがロックの殿堂入りを果たし、殿堂入りセレモニーではジェイ・Zやエディ・ヴェダーらがプレゼンターを務めた

1986年から毎年発表されているロックの殿堂だが、殿堂入りを果たしたアーティストや「ノンアーティスト」部門(プロデューサーやソングライターやレコード会社関係者などから選出)受賞者の軌跡は、『ロックの殿堂博物館』(アメリカ・オハイオ州クリーブランド市)に展示、保存されている。
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