レーベルのハーヴェスト・レコードから契約を解除されたと主張しているモリッシーだが、最新作『ワールド・ピース・イズ・ノン・オブ・ユア・ビジネス』のリリースについてハーヴェストは「しくじった」と批判している。
ファン・サイトのトゥルー・トゥ・ユーに寄せた声明でモリッシーはハーヴェストのマーケティングへの取り組みに失望したことを説明していて、お金をかけてきちんとした音楽ビデオを製作せずに朗読を挿入しただけの映像ばかり公開してきたことを次のように批判している。
「このアルバムの豊かな土壌には数曲分のヒット・シングルの芽も含まれていたとぼくは考えているよ。そもそもの諍いはハーヴェストが、ワールド・ピース・イズ・ノン・オブ・ユア・ビジネスがなにを目指していてどのような作品であるのかさっぱりわかりもしないような、朗読映像を準備し始めた頃に始まったことなんだよ。映像はまあ観られるものにはなったけれども、だからといって、あの映像がなにをして、結局どうなったというのだろう? 危機感を最大限まで募らせたぼくたちはアルバムのリリース前に"イスタンブール"のまともなビデオを製作するように推したんだよ。それはアルバムの前にシングルをリリースすれば、アルバムのチャート・ポジションをちょっとだけでも上げられるのは火を見るより明らかだからね」
「ぼくはレーベルに、バンドが演奏してぼくが歌う、まともなバンド・ビデオを製作するように掛け合ったんだ。説明に7週間かけて、グラフやチャートまで用意したのに、これは相当に複雑なコンセプトだったに違いないよ?」
モリッシーは今週に入ってからハーヴェストから契約を打ち切られたと宣言していて、ハーヴェスト側はこれを否定する声明を発表したが、モリッシーはさらに自分が切られたことを証明するメールも保存してあると明らかにしている。
その一方で、この渦中で、『ワールド・ピース・イズ・ノン・オブ・ユア・ビジネス』がアメリカのアイチューンズとスポティファイから削除されていることも明らかになっている。さらにアメリカのストリーミング・サイトのアールディオ、アメリカのアマゾンでのデジタル販売でも新作は削除されていて、アメリカでのデジタル音源の販売とストリーミングからすべて引き上げられてしまっていると音楽サイトのスライシング・アップ・アイボールズが伝えている。現時点でモリッシー側か、あるいはハーヴェスト側の判断なのかは不明で、モリッシー側もコメントを拒否しているという。なお、現時点でイギリスでのデジタル販売やストリーミングは続けられているとか。
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