イギリスのロンドンでニッケルバックにライヴをやらせないキャンペーンが立ち上がっている。

キャンペーンを立ち上げたのはクレイグ・マンデルという人物で、先頃ヴァージニア州リッチモンドのフー・ファイターズのファンが有志を募って資金を集め、ツアーには存在していなかったリッチモンド公演を実現させたことに倣いたいとしている。ただし目的はあくまでもニッケルバックのライヴを実現させないことだという。

応募者は1ドル（約109円）、5ドル（約545円）、10ドル（約1090円）、50ドル（約5450円）の選択があり、どれを選んでもニッケルバックのマネジメントに対してロンドンに絶対に来ないでほしいという応募者の署名入りメールが代筆され送信されるというが、値段が上がるほどその内容が激しくなっていくという。50ドルのメールではメールにニッケルバックのmp3音源も3曲分つけることになっていて、自分たちの音楽を直接聴かせて引退を決意させるためだという。なお、提供金はすべてチャリティに寄付されるというが、もしくはバンドの音楽のせいで障害を負ったリスナーのセラピーに使われるとか。

目標額は1000ドル（約10万9千円）で、クレイグは「ぼくたちの目的はカナダ出身の自称ロッカー、ニッケルバックがイギリスのロンドンに来てライヴをやらないようにすることです」と資金募集サイトで宣言している。

「皆さんの支援を得ることで、ニッケルバックがここロンドンでのライヴを予定しないこと、ロンドンに来ようと考えることもやめること、ロンドンに電話さえしないことを確かなものにすることができるのです」

「想像してみてください、数千人、あるいは数万人単位の音楽ファンが全員、ロンドンでのニッケルバック公演が開催されているのを目撃しなくてもよくなるのです。それは栄光に等しいことです。伝説的なことです。歴史の流れを変えるかもしれないと、あえて言わせてもらっていいでしょうか?」

なお、7日現在で集まった金額は175ドル（約1万9千円）強となっている。

クレイグのサイトはこちらから。
https://dontletnickelback.tilt.com/don-t-let-nickel-back