AC/DCのアンガス・ヤング、逮捕されたフィル・ラッドに「人が変わってしまった」

AC/DCのアンガス・ヤング、逮捕されたフィル・ラッドに「人が変わってしまった」

12月3日に新作『ロック・オア・バスト』をリリースするAC/DCだが、先頃逮捕が伝えられたフィル・ラッドについてバンドは、フィルは人が変わってしまったと語っている。

フィルは11月6日にニュージーランドで殺人謀議の罪状で逮捕されたが、その後警察はこの容疑でフィルを訴追するのを見送っている。フィルは11月27日に法廷に出廷することになっているが、今後は殺害を予告するなどの脅迫容疑と覚醒剤と大麻の不法所持を問われることになるという。バンドはフィルの逮捕のことをニュースで知ったとこれまで発表していて、フィルの逮捕が、新作のリリースとその後のツアーの予定やスケジュールに影響することはないとも発表している。

その一方で、USAトゥデイ紙の取材を受けたアンガス・ヤングとクリフ・ウィリアムズは新作の制作でフィルとやっていくのはしんどかったと語っていて、アンガスは次のように振り返っている。

「難しい状況に追い込まれたんだよ。なんか前に進めない状況に陥ってね。『あいつ、ちゃんと来るのかな?』とか、『しっかりこの仕事ができるのかな?』っていう具合でね。俺たちはこれまではずっと一枚岩な、信頼できるユニットだったんだけどね」

さらにアンガスは次のように語っている。

「フィルは自分で今の苦境を生み出したんだよ。あいつのことをそういう風に言うのも辛いんだけどね。ドラマーとして素晴らしいやつだし、俺たちにたくさん貢献してくれてきているし。でも、なんかどうにもならないことになってるんだよね。今のフィルは俺たちの知ってるフィルじゃないみたいなんだ」

ただ、問題が薬物絡みであるかどうかについてはアンガスは言及を避けている。

「そういう領域に入るとすごく難しいんだよね。正確にはどういうことになってるのか俺もわからないし。ただ、俺に言えるのは、バンドという見方で考えると、フィルはちょっといったん身辺を整理しなきゃならないってことだよ」

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