AC/DCのアンガス、認知症の兄マルコムは最後までバンドに貢献してくれたと語る

AC/DCのアンガス、認知症の兄マルコムは最後までバンドに貢献してくれたと語る

12月3日に新作『ロック・オア・バスト』をリリースするAC/DCだが、アンガス・ヤングは認知症を患いバンドを脱退した兄マルコムが最後までバンドへの貢献を続けていたことを明らかにしている。

ラジオ業界の情報サイトのパルス・オブ・レディオの取材に応えたアンガスはマルコムの姿を次のように振り返っている。

「できるところまでやろうとしてたんだよ。作曲だってできなくなるまでずっとやってたわけだから。よくなってくれればいいのにってこっちもずっと願ってたんだけどね。マルコムの身体の方は、しっかり面倒も看てもらってて、悪いところは全然ないんだ。でも、精神面が壊れちゃったからね。それでマルコムの方から切り出されたんだ、『もう俺、できそうにもないから』ってね」

また、バンドは先頃、マルコムが2008年の前作『悪魔の氷』の制作に取りかかっている頃にすでに認知症と診断されていたことを明らかにしている。マルコムは10年まで続いたアルバムのツアーにも参加していたが、その間も治療を受け続けていたという。その後、マルコムの甥のスティーヴィーが後任に当たっているが、スティーヴィーは80年代末にマルコムがアルコール依存症治療のため一時バンドから離脱していた時期にマルコムの代役を務めた経験も持っている。

なお、ニュージーランドで殺害の脅迫や薬物不法所持の容疑を問われているドラムのフィル・ラッドの穴については、新曲"ロック・オア・バスト"、"プレイ・ボール"のビデオに代役として出演したボブ・リチャーズがツアーでも代役を務めていくという。

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