ノエル、「アレックス・ターナーの発言を聞くくらいなら、ガソリンを飲んだ方がまし」
2015.02.04 19:10
ノエル・ギャラガーは昨今のアーティストのキャラクターが薄いことへの不満を表明していて、アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーの発言をわざわざ聞くくらいなら、ガソリンを飲んだ方がましだと語っている。
イヴニング・スタンダード紙の取材に応えたノエルは次のように語っている。
「もう今時じゃキャラクターの立ってるやつなんていないんだよな。まっとうにキャラが立ってると音楽は二の次になるというか、ちゃんとあとからついてくるもんなんだよ。そんなことはザ・スミスやザ・ジャムを見ればわかることでさ。みんなキャラとしてすごかったわけじゃん」
さらにアレックス・ターナーについては次のように語っている。
「アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーのインタヴューの発言内容なんてわざわざ聞くくらいなら、ガソリンスタンドの給油口から直接ガソリン飲まされた方がまだましだぜ。そうじゃない? もうオルタナティヴな発想なんてものは絶滅の途上にあるんだよ。もう今更誰も喜んで見出しにも使ってくれないものなんだ。インディー・レーベルがみんなメジャーに買収されたのとなにもかも退屈になったのがほぼ時期が同じっていうのはただの偶然なのかね?」
先頃退屈だとコメントしたジェイムス・ブラントについても再び引き合いに出して次のように語っている。
「今もよく憶えてるけど、1994年のブリット賞授賞式じゃ出席してた連中全員が薬のせいでひでえ顔色でさ。でも、ジェイムス・ブラント、エド・シーラン、ジェシー・Jなどといった今時の連中はレーベルに従順なんだよな。俺と一緒に育ったようなバンド連中はみんな健全な程度にレーベルに対しては無関心で軽蔑してたもんだよ。でも、もうそういう気質はないんだよな」
また、ノエルはファースト制作時にアモルファス・アンドロジナスと制作していたサイケデリック・アルバムについてはミックスが気に入らなかった上に今さらやり直す気にもならないので「日の目を見ることはない」と先頃明らかにもしている。
なお、現在発売中の『ロッキング・オン』3月号にはノエル・ギャラガーの最新インタヴューが掲載されている。
『ロッキング・オン』3月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/117623
(c) NME.COM / IPC Media 2015