5月25日に電撃的にワン・ダイレクションを脱退したゼイン・マリクについてエド・シーランは好きなようにやった方がいいと応援している。
エドはワン・ダイレクションとも親交が深いことでも知られていて、またゼインのヴォーカルが前面に打ち出された"18"など、楽曲をいくつも提供してきている。公演先のオーストラリアのラジオ番組に出演したエドは次のようにゼインの脱退について語っている。
「なんであろうと満足できることをやるのが一番だよ。一番重要なのは自分が納得できるかどうかってことで、これまでの状況に納得がいかなかったというのなら、だったら、いる必要はないんじゃないって話だよね。やっぱりさ、お金儲けだけのために自分を不幸せにしていくっていう状況は避けたいものだし、人生っていうのはそういうもんじゃないよ。人生っていうのは楽しまなくちゃだめだし、ゼインがこれまで楽しめてなかったとしたら、だったらよく決心したっていうもんだと思うよ」
ただ、ゼインと自分とでは同じ休みを取るにしても意味合いが違ってきてしまうとエドは次のようにも説明した。
「たとえば、ぼくが休みを取るのとゼインが休みを取るのとでは全然違うことで、それはゼインの場合にはほかの4人のことも考えなきゃならないからなんだよ。ぼくだって必ず休みを取る時があるけど、でも、誰にも気を止められないわけで、というのは、あいつやめちゃったんだってなんてことは言われないからなんだよ」
なお、ゼインはザ・サン紙との取材で脱退の理由を次のように語っている。
「自分がやってて満足のいかない状況を自分でもなんとかしようとはしたんだよ。ひょっとしたら、他人の幸福のためにね。それはほとんどがファンのためだったということなんだけど。ぼくが残念に思っていることが唯一あるとしたら、そういうファンのことをがっかりさせちゃったかもしれないということなんだ。ぼくとしてはそれだけが唯一避けたいことなんだよ。ぼくは別にファンのみんなに対して、あるいはなにに対しても背を向けたわけじゃないんだ。ただ、ぼくにとってはもうリアルなものじゃなくなっちゃったからこれ以上はできないということなんだ」