アイチューンズ・レディオとビーツ・ミュージックを統合したストリーミング・サービスを近く立ち上げると伝えられているアップルだが、アーティストのラインナップとしてテイラー・スウィフトやフローレンス・アンド・ザ・マシーンらが呼び物になるのではないかとニュース・サイトのブルームバーグが伝えている。
テイラーは昨年スポティファイから全作品を引き上げていて、その後、ジェイ・Zが買収したストリーミング・サービスのタイダルに最新作『1989』以外の作品をストリーミングで公開し、話題を呼んでいるが、アップルでは新しいストリーミング・サービスの中核を担うアーティストとしてテイラーとの交渉を続けているという。また、アップルはフローレンス・アンド・ザ・マシーンにもアプローチをかけていて、5月にリリースが予定されている新作『How Big, How Blue, How Beautiful』をU2の『ソングス・オブ・イノセンス』のようにアップルで独占的に扱う方向で動いているという。
アップルが特に攻勢をかけているのは、100万ドルの契約金でカニエ・ウェストに同社のストリーミングへの参加を持ちかけたところ、カニエがこれを蹴ったことが明らかになっているからで、その後、カニエはジェイ・Zのタイダルへの参加を表明している。タイダルはストリーミング・サービスでは最大の印税率をアーティストに提供していると掲げており、ジェイ・Zのほか中核となるアーティストらが出資していることも一つセールスポイントとなっていて、その顔触れにはカニエ、ビヨンセ、リアーナ、ニッキー・ミナージュ、ジャック・ホワイト、マドンナ、アーケイド・ファイア、アッシャー、クリス・マーティン、アリシア・キーズ、カルヴィン・ハリス、ダフト・パンク、デッドマウス、ジェイソン・アルディーン、J・コールらが揃っている。
なお、アップルではビーツ・ミュージックでリスナーの再生データと独自のプレイリストを組み合わせたお勧めプログラムの開発を指揮したナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが新しいストリーミング・サービスの準備にあたっていると伝えられていて、先頃BBCラジオから離れたDJのゼイン・ロウもキュレーターとして新しいサービスに加わっていくことになるという。