新作『So Help Me God』を近くリリースするカニエ・ウェストはタイム誌の世界で最も影響力のある100人の特集号の表紙を飾ることになっている。
今年のタイム誌の100人にはブラッドリー・クーパー、テイラー・スウィフト、ビョーク、クリストファー・ノーラン、トマ・ピケティ、村上春樹らなどが選出されているが、カニエは特に巨人の項目で妻のキム・カーダシアンとともに選出されている。
民間宇宙輸送会社のスペースXやインターネット決済サービスのペイパルの創業者として知られるイーロン・マスクは今回の特集内のカニエについて記したエッセーでカニエの「不屈の精神」を称賛していて、「ポップ・カルチャーの暴走機関車」とカニエを形容している。また、タイム誌との動画インタヴューでカニエは次のように自分とポップ・カルチャーとの関係を語っている。
「俺が毎回インターネットと衝突する度に、いつも真理がちょっとだけそこで露わになるんだよ。また、俺が限りなく真実に近いことをあけっぴろげに発言すると、いつもインターネットで大騒ぎになるんだよ。だったら、普段インターネットで提供されて読まれているものはどれほどのもんだっていうんだよ?」
「どれだけの財産を築けるかとか、どれだけ人に記憶されるかとか、そんなことは俺にはどうでもいいんだよ。一番重要なのはキッズのためにどれだけ最高な世界が残せるかどうかってことなんだ。俺は人がネガティヴだと考えているようなことを取ってきて、それをよりよいことをするためのインスピレーションにしてみせるんだよ。世の中には俺とまったく同じ使命をもって日々活動している学校教師だっているんだよ。あるいは俺とまったく同じ使命をもって日々励んでいる警察官だっているんだ。ただ助けようとすることなんだよ、自分の持てるすべてのものをそこに注ぎこんでね」
なお、舞踏家として有名なマリーナ・アブラモヴィッチはビョークについて「いつもなんかしらの形でギリギリのところに自分を追い込んでいる」と評していて、女優のマリシュカ・ハージティはテイラー・スウィフトを「メガワット級の才能と類稀な精神とが、小悪魔的な挑発と完璧な身のこなしとありあまるオーラと、ありえないくらいの絶妙さで混ざり合った」存在だと称えている。
また、カニエは先頃ニューヨーク・タイムズ紙に「俺はセレブリティなんかじゃない、活動家なんだ」と語っていて、「俺の場合、真実と直面するとゆったりとそれを眺めていることがどうしてもできなくなるわけで、そのせいで俺はセレブリティとしては出来が悪いんだよ」と自身の行動について振り返っている。
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