ザ・クロマニヨンズが発売したシングル『エルビス（仮）』のディスクレビューはこちら！

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ここからまた始まる、そんな勢い

ザ・クロマニヨンズがドラマ『ど根性ガエル』の主題歌であるこのニューシングルをリリースすることを知った時、まずホッとした、僕のような歳食ったファンは多いのではないか。ザ・ブルーハーツ、1985年結成で1995年解散。ザ・ハイロウズ、1995年結成で2005年活動休止。そして今年は2015年。昨年シングルコレクションとかMV集とか出たし、ハイロウズ以降バンド外での活動をしなくなっていたマーシー、今、ましまろやってるし……でも、この2曲を聴くと安心する。というか、燃える。まさにクロマニヨンズにやってほしいことが結晶化したみたいな、いや、さらにその上をいく2曲。勢いあり、テンションあり、そして両曲ともタイトルに顕著だが、曲調も歌詞も含めて己の出発点を確かめるようなバック・トゥ・ルーツな感触もあり。「もうすぐ終わり感」はない。むしろ「もう一度新たに始める」感じ。1曲目はマーシー、2曲目はヒロトだが、マーシーの歌詞の文学性が戻ってきている感じもいい。これからのアクションにいっそう期待したくなる2曲。お願いしますよ、ほんとに。（兵庫慎司）
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リリース情報は以下の通り。

●リリース情報
『エルビス（仮）』
2015年9月9日（水）
CD：￥1,000＋税BVCL-674
※初回仕様のみ紙ジャケット仕様、無くなり次第プラケースに切り替え
完全生産限定7inchアナログ盤：￥1,200＋税BVKL-9
収録曲：
1.エルビス（仮）
2.キンクス・ガット・ミー