ザ・プロディジーのリアム・ハウレット、これからはEP単位で新作を発表すると明かす

ザ・プロディジーのリアム・ハウレット、これからはEP単位で新作を発表すると明かす - ザ・プロディジー『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』発売中ザ・プロディジー『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』発売中

10月からヨーロッパ・ツアーを控えているザ・プロディジーのリアム・ハウレットは今後アルバムでの新作リリースは行わないと発言している。

ローリング・ストーン誌の取材を受けたリアム・ハウレットは新作『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』に続く新作の作曲にも近く取りかかる予定だと明かし、次のように説明している。

「またそろそろ作曲を始めるつもりなんだ。でも、基本的にもうアルバムはやりたくなくて、それは時間がかかり過ぎるからなんだよ。ファンに音楽を届けるのに時間がかかり過ぎるし、俺たちにとっても時間がかかり過ぎてるんだ」

「だから、もうちょっと早く片が付く形でやりたいんだよ。それで俺たちとしては今後はEP単位でやっていくことに決めたんだよ。それと、いわゆる音楽産業っていうのかな、それも変わりつつあるように俺は思うからね。次は4曲入りEPにしようとそれで盛り上がってるんだけど、それを準備して、それを出したら、そのさらに次のを用意していくんだよ」

「俺たちのファンに音楽情報を提供していくうえでもよっぽどましなやり方のように思えるんだ。1回のリリースの作業が早くなるし、その方がバンドとしての俺たちにとって、すごくいいと思うんだよ」

また、昨今のEDMについては「かなり売れ線なものだ」と批判的で次のようにも語っている。

「ただのポップ・ミュージックだし、エレクトロニック・ミュージックのよりハードなエッジを持つ側面を体現するバンドがどうしても必要だし、それがずっと俺たちの仕事になってきたんだ。それとね、俺たちのやってることの大半はライヴのためのものだからね。今度のアルバムもラジオでかけてもらうことを想定して作ったものじゃないんだよ。純粋にライヴで映えるように書かれたものなんだ」

その一方で新作の"ウォール・オブ・デス"は自身とキース・フリントの関係がこじれていた時のことを書いた曲だと次のように説明している。

「歌詞はキースと俺の関係があんまりうまくいってなかった頃に書かれたもので、歌詞の一部は基本的に俺に向けられたものだと思うよ。バンドでの俺とキースの関係がかなりまずくなってた時期に書かれた曲だったんだ。アルバムを仕上げるのが嬉しいのは、そういうことがリセットされることで、俺たちの友情もリセットされるんだよ。すごくいい気分なんだよ……アルバムが出来て、俺たちの友情もまたもとに戻るっていうのがね」
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