10月25日まで北アメリカで秋季ツアーを行っていたスリップノットだが、10月22日に行われたポートランドでのライヴ中にジム・ルートのギターが盗難に遭ったことが明らかになっている。
ギターは銅製のピックガードを装着したシルヴァーのフェンダー・ストラトキャスターで、バンドの出番中にリハーサル・ルームから持ち出されてしまったといい、ジムはインスタグラムで「盗人めが。まったく最悪だぜ」と怒りを露わにしている。
その後、ジムの交際相手でイタリアのメタル・ユニット、ラクーナ・コイルのヴォーカルのクリスティーナ・スカビアはギター本体やシリアル・ナンバーの画像を公開し、ファンに対して「街やインターネットをよくチェックしてこのジムのギターと盗んだ人を探し出すのを手伝って(もしくはぶんどり返してきて)」と訴えている。さらにクリスティーナは次のようにも呼びかけている。
「本当のファンだったら、憧れている人の持ち物を自分で所有したいと思うのはわかるけど……やり方が間違っているし、これはいろんな思い出が詰まった、ただのアイテムとは違ってずっと重いものを誰かから奪ったということなんだから!」
「もし、このギターを持っている人がこれを読んでるのなら、お願いだから返して、わたしにメッセージをください! 誰だって魔が差してバカなことをやらかすものだけど、自ら返すことであなたが取り戻す名誉は大きいと思います。ゼロからヒーローへ! よく考えて男になって」
なお、ジムは6年ぶりの新作となった昨年の『.5:ザ・グレイ・チャプター』について音楽の大半を実は自分が書いたことを音楽サイトのミュージック・レーダーに明らかにしている。
「ポール(・グレイ)とジョーイ(・ジョーディソン)が一緒に書いてた頃は、なんとかして自分独自のものをみつけないとって感じだったけど、『.5』については、まるで俺が基本的にアルバム全体を書いたような感じだったんだ」
また、バンドは来年初頭からヨーロッパ・ツアーに乗り出す予定になっている。
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