11月20日(金)に待望の新作『25』をリリースするアデルだが、新作用にブラーのデーモン・アルバーンとセッションを試みたことを後悔していると明らかにしている。
デーモンもアデルとコラボレーションを進めていたことを9月に明らかにしていたが、「アデルに一緒に取り組んでほしいと声がかかって、ぼくも時間を割いてみたんだけど……その音源が使われる見込みがあるかというと、あんまりなさそうだね」とうまくいかなかったこともザ・ガーディアン紙に説明していた。
さらにこの新作についてデーモンは「中道を行った作品」だと説明し、「要するに、アデルはものすごく情緒不安定なんだよ。でも、あんなに不安に駆られる必要はないんだよね、まだあんな若いんだからさ」と語っていた。
その一方でアデルはこの時の経験を次のようにローリング・ストーン誌に語っている。
「なんか結局は、『憧れの人に会うのはやめた方がいい』的な状況になっちゃったのね。一番悲しかったのは、わたしってずっとものすごいブラーのファンだったっていうことで。それなのにこういう悲しいことになって、デーモンとつるんでみたことを後悔してるの」
実際に1曲も仕上げることはできなかったとアデルは説明していて「なにをやってもうまくいかなかったし。どれもわたしのレコードにはしっくりくるものじゃなかったから」と語っている。
また、デーモンが言及した「不安」については、子供を産んでからの業界での生き方について助言を貰おうとしただけなのにと次のように語っている。
「わたしって自分の知る限りじゃ一番不安なんか抱えてない人間だから。わたしは子供がいながら業界に復帰することの心配事をいろいろ相談してみただけで、というのも、デーモンにも子供がいるからなんだけど、それでわたしのことを情緒不安定呼ばわりしてるってどういうこと?」
なお、アデルのニュー・シングル"Hello"はアメリカでリリース初週に100万ダウンロード超えを達成するという新記録を早くも打ち立てている。