キース・リチャーズ、ミック・ジャガーのソロ作品にはいいたいことがなにもないと語る

  • キース・リチャーズ、ミック・ジャガーのソロ作品にはいいたいことがなにもないと語る - キース・リチャーズ『クロスアイド・ハート』発売中

    キース・リチャーズ『クロスアイド・ハート』発売中

  • キース・リチャーズ、ミック・ジャガーのソロ作品にはいいたいことがなにもないと語る - 『rockin’on』2016年1月号キース・リチャーズインタヴュー掲載

    『rockin’on』2016年1月号キース・リチャーズインタヴュー掲載

  • キース・リチャーズ、ミック・ジャガーのソロ作品にはいいたいことがなにもないと語る - キース・リチャーズ『クロスアイド・ハート』発売中
  • キース・リチャーズ、ミック・ジャガーのソロ作品にはいいたいことがなにもないと語る - 『rockin’on』2016年1月号キース・リチャーズインタヴュー掲載

ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズは、ミック・ジャガーのソロ作品にはなにもいいたいことがなかったと語っている。

GQ誌の取材を受けたキースはソロ新作『クロスアイド・ハート』について語りながら、そもそもソロ・アルバムなどミック・ジャガーが最初に手を出したからやることになったものだと次のように語っている。

「俺が自分のレコードを作るようになったのは、ミックが俺たちと仕事をしたがらなかったからなんだよ」

そう説明してから「(ミックのソロ作品は)なんかミックのエゴなんだよね。だけど、作品で本当にいいたいことは別になかったんだよ。あいつ2枚くらい出したんだっけな? 『シーズ・ザ・ボス』と『プリミティヴ・クール』だっけ?」と1993年の『ワンダーリング・スピリット』や01年の『ゴッデス・イン・ザ・ドアウェイ』は完全無視したコメントをしてから、記者に「あの辺のアルバム、ちゃんと聴いたことある?」と問いかけている。

記者が「ないです」と答えるとキースは次のように続けている。

「実は俺もないんだよ。で、そのままにしておこうかなってね。そもそも俺の場合、自分が有名になりたいからとか、なにかいいたいからという理由でアルバムを作ったことはないんだ。俺はいいミュージシャンといいレコードを作りたいだけで、最高の連中と演奏して、なにかを学びたいんだよね」

さらにこれまでの業績がプレッシャーとなって作曲がしんどくなってくることはないのかという問いには「重くのしかかってくるような時もあるけどね」と説明しながら、次のようにミックと初めてオリジナル曲を作曲した時のことを振り返っている。

「でも、とどのつまりは、いったん演奏さえ始めちゃったら、また振り出しに戻れるんだよ。まるでアンドリュー・オールダム(ストーンズの初代マネージャー)にミックと一緒に台所に缶詰にされて、『曲を仕上げるまでそこから出させないからな』っていわれた時みたいにね」

なお、インタヴューでキースは自宅ではゴミ出しや犬の食事などを担当していて普通の家庭人だと説明し、家族の大切さについても語っているが、父親の遺灰を鼻から吸ったという伝説は事実なのかという問いには次のように答えている。

「事実だよ! イギリスで木箱に(遺灰を)納めてもらってあってさ。それからナラの若木を買ってきて、親父の遺灰を撒いてその木の養分になればいいなと思ってたんだよ。だけど、その木箱の蓋を取った拍子に、親父の遺灰がふわってテーブルにもれちゃったんだね。親父は俺がコカイン好きだと知ってて、あっちやこっちでよく鼻から吸ってキメてたのも見てたからさ。それでそのこぼれた遺灰を線状にまとめてそれを鼻から吸ったんだよ」

なお、発売中の『ロッキング・オン』2016年1月号にもキース・リチャーズの最新インタヴューが掲載されている。

『ロッキング・オン』1月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/134866
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