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    マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡

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    • マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡 - マイケル・ジャクソン『オフ・ザ・ウォール:デラックス・エディション』3月9日(水)発売
    • マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡 - DISC2(ブルーレイまたはDVD)『マイケル・ジャクソンの旅:from モータウン to オフ・ザ・ウォール』収録
    • マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡 - 『オフ・ザ・ウォール:デラックス・エディション』展開イメージ
    • マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡 - マイケル・ジャクソン『今夜はドント・ストップ』
    • マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡 - マイケル・ジャクソン『ロック・ウィズ・ユー』
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    • マイケル・ジャクソンの名言で振り返る! モータウン~『オフ・ザ・ウォール』の軌跡 - マイケル・ジャクソン『あの娘が消えた』
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    マイケル・ジャクソンが1979年に発表したアルバム 『オフ・ザ・ウォール』が、貴重なライヴ・パフォーマンスやTV出演映像、秘蔵インタヴュー映像を収録した豪華2枚組デラックス・エディションとして本日3月9日(水)にリリースされた。

    同デラックス・エディションのDISC2に収録されている最新ドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン:from モータウン to オフ・ザ・ウォール』は、マイケル・ジャクソンの10歳から23歳までの激動期を映像・音声・写真といった膨大なアーカイヴ資料と総勢60人の貴重なインタヴューによる証言で検証する、「キング・オブ・ポップ:エピソード0」ともいうべき作品。本記事では、このドキュメンタリーで明かされたマイケルの発言の数々とともに、彼の軌跡や後世に残したレガシーを検証します。

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    ◆マイケル・ジャクソン語録集 from 『マイケル・ジャクソン:from モータウン to オフ・ザ・ウォール』

    ――「ある日TVが壊れて、家でやることが何もなくなった。その日から、毎朝兄弟たちと歌うのが日課になったんだ。本当の話だよ」
    (1976年に出演したTV番組 『AMワシントン』にて)

    ジャクソン兄弟によって結成されたジャクソン5(後のジャクソンズ)は1969年にレコード・デビューを果たし、90年の解散まで多数のヒット曲を残した。

    ジャクソンズ “Blame It On the Boogie”

    ――「成功の秘訣は、よく聞く事。見て、聞いて、学ぶ。それと、一緒に働きたいと思ってもらえるような人柄も大切だね」
    (1976年6月、モータウンからSONYへの移籍から3カ月後、地元エンシノでのインタヴューにて)

    2009年の急逝後に公開された『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』では、仕事仲間の誰にでも分け隔てなく敬意と愛情を持って接し、完璧なショウの制作を追及したマイケルの舞台裏の姿が描かれた。

    “This Is It”ミュージック・ビデオ

    ――「誰もやったことのない、全く新しいプロモーションをやりたい。そうすれば僕の音楽が『翻訳され』、世界中の人に聴いてもらえる」
    (1976年6月、モータウンからSONYへの移籍から3カ月後、地元エンシノでのインタビューにて)

    プロモーション・ビデオではなく、概念の全く新しいショート・フィルム。マイケル不朽の名作“Thriller”は、まさに曲の世界観が翻訳された映像作品として、世界中の老若男女にリーチした。

    ――「ごめんなさい。じっとしていながらだと歌えない。どうしても体が踊りだしてしまうんだ」
    ――「踊るのは楽しい、自由になれるから」

    ステージでダンスする際、遠くの席からでも手や足の動きが分かるよう、マイケルは白い手袋に丈の短いパンツ、白い靴下といういでたちを選んだ。

    “Don't Stop 'Til You Get Enough”(ジャクソンズ<トライアンフ>ツアーより)

    ――「『MJ』が僕の新しい名前だ。もはやジャクソン5の少年マイケル・ジャクソンじゃない。完全に新しいキャラクターとルックスで、別人になるべきなんだ」
    (1979年11月の直筆メモより)

    プライベートでも知人を変装で驚かせたりすることが大好きだったマイケルは、ミュージック・ビデオで積極的に特殊メイクも採用。まさに別人のルックスで新しいキャラクターをしばしば演じた。

    “Thriller”ミュージック・ビデオ

    “Ghosts”ミュージック・ビデオ

    ――「世界を驚かせる超一流の俳優・歌手・ダンサーになって、エンターテインメントのすべてを極めたい。――僕は『魔法』になりたいんだ」
    (1979年11月の直筆メモより)

    人類史上に残るエンターティナーになったマイケルは、死後も新曲のパフォーマンスでアワードに生出演し、世界に「魔法」をかけた。

    ホログラムによる、ビルボード・ミュージックアワード2014での“Slave To The Rhythm”パフォーマンス映像

    ――「どんな偉大な先人たちをも超えてみせる。それには特別な訓練システムが必要だ。答えを出すまで僕は探究を続ける」
    (1979年11月の直筆メモより)

    数多の偉大な先人たちからのインスピレーションをもとにマイケル独自の世界観を作り上げた“Smooth Criminal”

    ――「音楽に色があるべきだなんて、僕は思わない。僕の音楽には白も黒もない。ただ純粋に『音楽』なんだ」
    (1980年TV番組「20/20」のインタヴューにて)

    この言葉から11年後、そのメッセージそのままの大ヒット曲“Black Or White”が誕生することになる。

    ――「僕は『完璧』の存在を信じる。満足するまで、絶対にやめちゃダメだ」

    “Don't Stop 'Til You Get Enough”ミュージック・ビデオ

    ――「心の奥底の見えないところで自分の運命を感じてる。その道を外れずに進んでいく」

    マイケルはまた、人種差別や飢餓、環境破壊など世界中の不協和音に敏感で、未来の子供たちのために少しでも世界をよりよくしたい、というヒューマニストとしての道も外れずに進んでいた。

    世界をより良く変えたいなら、まず鏡の中の自分自身から変わろうと歌う“Man In The Mirror”

    子供たちのため、子供たちの更に子供たちのため、世界をより良い場所しよう、世界を癒そうと歌う“Heal The World”

    また、様々なアーティストがマイケルに関する名言や、彼からの影響をうかがわせる楽曲を残している。

    ◆ファレル・ウィリアムス
    「マイケルは『ブラック・ミュージック』を『ヒューマン・ミュージック』に昇華してくれた」
    「マイケルのおかげで、僕たちには居場所がある」
    「オフ・ザ・ウォールや、その後に続くマイケルの作品はぜんぶ、僕の音楽の源だ」

    ファレル・ウィリアムス “Get Lucky”

    ◆マーク・ロンソン
    「長年DJをやっているが、オフ・ザ・ウォールほどプレイしているレコードは他にない」
    「ぶっ飛んでる。自分にとってはもはやこれ以上ないと思えるほどの、ホーン・ラインだ!」(『オフ・ザ・ウォール』収録曲“Working Day and Night”のホーン・セクションを聴いて)

    マーク・ロンソン “Uptown Funk feat. Bruno Mars”

    ◆ブルーノ・マーズ
    「アーティストは皆、MJのようである事を目指すべきだ」

    ブルーノ・マーズ“Treasure”

    ◆ザ・ウィークエンド
    「マイケルの声はいつだって最高の僕のヴォーカルのインスピレーションだ。『オフ・ザ・ウォール』を聞いて僕もファルセットで歌いたいと思った」

    ザ・ウィークエンド “Can't Feel My Face”

    ◆タキシード “Do It”

    ◆ジャスティン・ティンバーレイク “Take Back the Night”

    リリースの詳細は以下の通り。

    ●リリース情報
    マイケル・ジャクソン
    『マイケル・ジャクソン|オフ・ザ・ウォール:デラックス・エディション』
    CD+ブルーレイ:SICP-30924/5 | 定価 ¥4,800+税
    CD+DVD:SICP-30926/7 | 定価 ¥4,200+税
    発売日:2016年3月9日(水)

    【収録内容】
    DISC1|CD
    『オフ・ザ・ウォール』オリジナル・アルバム:2015年最新デジタル・リマスター(日本盤のみ高品質Blu-spec CD2仕様)

    01. 今夜はドント・ストップ | Don’t Stop ‘Til You Get Enough*
    02. ロック・ウィズ・ユー | Rock With You
    03. ワーキン・デイ・アンド・ナイト | Working Day And Night*
    04. ゲット・オン・ザ・フロア | Get On The Floor*
    05. オフ・ザ・ウォール | Off The Wall
    06. ガールフレンド | Girlfriend
    07. あの娘が消えた | She’s Out Of My Life
    08. アイ・キャント・ヘルプ・イット | I Can’t Help It
    09. それが恋だから | It’s The Falling In Love
    10. ディスコで燃えて | Burn This Disco Out
    Produced by クインシー・ジョーンズ
    *Co-Produced by マイケル・ジャクソン

    DISC2|ブルーレイまたはDVD
    最新ドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソンの旅:fromモータウンtoオフ・ザ・ウォール』(約94分・日本語字幕付)

     <ドキュメンタリー収録内容(抜粋)>
    ■1969年10月18日(マイケル11歳)、『ザ・ハリウッド・パレス』でのジャクソン5“帰ってほしいの”パフォーマンス映像
    ■1970年12月30日(マイケル12歳)、ジャクソン5ツアーより“小さな経験”リハーサル&パフォーマンス映像
    ■1973年 3月27日(マイケル14歳)、第45回アカデミー授賞式での“ベン”パフォーマンス映像
    ■1973年10月27日(マイケル15歳)、『ソウル・トレイン』でのジャクソン5“ダンシング・マシーン”パフォーマンス映像
    ■1976年 6月16日(マイケル17歳)、移籍から3カ月後、自宅のある地元エンシノでのインタヴュー映像
    ■1976年11月12日(マイケル18歳)、『ダイナー!』でのインタヴュー映像
    ■1979年 2月 8日(マイケル20歳)、『トップ・オブ・ザ・ポップス』でのジャクソンズ“デスティニー”パフォーマンス映像
    ■1979年 2月23日(マイケル20歳)、ジャクソンズ<デスティニー>ツアーより、“ベン”、“今夜はブギー・ナイト”、“今夜はドント・ストップ”パフォーマンス映像
    ■1981年 9月26日(マイケル23歳)、ジャクソンズ<トライアンフ>ツアーより、“帰ってほしいの”、“シェイク・ユア・ボディ”、“今夜はドント・ストップ”、“ロック・ウィズ・ユー”、“オフ・ザ・ウォール”、“ワーキン・デイ・アンド・ナイト”、“あの娘が消えた”パフォーマンス映像

    その他、初出の秘蔵オフショット映像/写真、インタヴュー映像収録
    (インタヴュー登場人物:ファレル・ウィリアムス、マーク・ロンソン、ザ・ウィークエンド、クエストラヴ、ジョン・レジェンド、スティーヴィー・ワンダー、デヴィッド・バーン、L.A. リード、クインシー・ジョーンズ、ケニー・ギャンブル&レオン・ハフ、ロドニー・ジャーキンスほか)

    【DISC2(ブルーレイまたはDVD)仕様】
    ・ブルーレイ
    映像:MPEG4 AVC(1920×1080)日本字幕付
    音声:1 英語リニアPCM 2chステレオ 24bit/48kHz
       2 英語 リニアPCM 5.1ch サラウンド 24bit/48kHz
       3 英語 ドルビー・デジタル5.1chサラウンド 16bit/48kHz
    ・DVD
    映像:MPEG2 日本語字幕付
    音声:1 英語リニアPCM 2chステレオ 24bit/48kHz
       2 英語 ドルビー・デジタル5.1ch サラウンド 16bit/48kHz

    【デラックス・エディション初回仕様特殊パッケージ仕様】
    ・チョークボード仕様ソフトパック+チョーク封入
    ・クリアスリーブケース仕様
    ・16Pカラー・ブックレット

    日本盤のみの追加仕様
    ・高品質Blu-spec CD2仕様(DISC1)
    ・日本語字幕付き(DISC2)
    ・72P日本語ブックレット
    - 英文ライナーノーツ訳
    - 特別寄稿
    「マイケル・ジャクソンの旅:fromモータウン to オフ・ザ・ウォール」(西寺郷太)
    「2016年の今、R&B史において “SPECIAL”な『オフ・ザ・ウォール』を聴くべき理由とは?(荘治虫 × 林剛 対談)
    - 『オフ・ザ・ウォール』収録曲解説(高橋芳朗)

    <関連リリース>
    『オフ・ザ・ウォール』 ハイレゾ版(24bit/96kHz)<全10曲> ¥2,600(税込)
    2016年3月9日(水)配信開始
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