「音楽をやっててよかった」――Mrs. GREEN APPLE、ツアーファイナルで思いっきりポップに弾ける!

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2016年4月10日、Mrs. GREEN APPLEが全国ツアー「TWELVE TOUR ~春宵一刻とモノテトラ~」のファイナル公演を赤坂BLITZで開催した。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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1月に1stフルアルバム『TWELVE』をリリースしたMrs. GREEN APPLEの全国ワンマンツアー「TWELVE TOUR ~春宵一刻とモノテトラ~」。そのツアーファイナルが赤坂BLITZにて開催された。2階席の後方まで超満員の場内。暗転と同時にオーディエンスが波のように前方へ押し寄せる、というフロアの様子からも集まった人々の期待値の高さがよく分かる。

メンバーが揃って頭上でリンゴマークを作ってみせてから各々の立ち位置にスタンバイ。山中綾華(Dr)が高く掲げた右腕を振り下ろすタイミングで、5人が気合いのサウンドを一発。早々に藤澤涼架(Key)がハンドクラップを煽るなか、大森元貴(G・Vo)が「会いたかったよ東京!」と告げ、“愛情と矛先”でライヴをスタートさせた。どこまでも突き抜けていく大森の歌声を乗せて、カラフルにきらめくサウンド。リズムに合わせてお揃いの動きをしたり、ジェスチャーを挟んだり、視覚面でもこちらを楽しませてくれる。《君なりに形にして ほら/「どうか見せてよ」》(“愛情と矛先”)と語りかけ、《君のステージの用意はもう済んだよ》(“SimPle”)と聴き手をまるごと迎え入れる意志を伝えると、“アンゼンパイ”では大きなシンガロングを巻き起こす。とびきりの楽しさを添えながら、一人ひとりのあらゆる「声」を引っ張り出し、受け入れていく。「共に戦う」という力強い宣言がポップに花開く様子はこの上なく痛快だ。

若井滉斗(G)による鋭い一音を機に音と言葉の濁流が溢れ出す“ミスカサズ”、スタンダードなバラード“私”などのアルバム収録曲に加え、EDM特有の陶酔感とリミッターが外れたサウンドの覚醒感との掛け算に新たな才気を伺える“うブ”(この曲では髙野清宗(B)がシンセサイザーを演奏)、そして“春愁”と、未だ音源化されていない曲も演奏。“No.7”では男性陣4人が並んで和太鼓を叩くなど、ツアーファイナルならではの演出もあった。

そうして「今できること」を全力投球していくなかで際立つのはバンドの成長。以前まではフロントマンの大森が他4人を引っ張っているようだったが、この日はバンド然としていたというか、5人それぞれが個性を発揮しつつ、バンドとしてひとつの物語を共有している印象があった。それは自らの承認欲求を満たすために作曲を始めた大森が、音楽(殊に『TWELVE』の制作や今回のツアー)を通じてメンバーとの信頼関係を築けたということなのでは、と思う。そしてそんな今だからこそ、彼はかつての自分のような陰を抱える人の胸に刺さる歌を歌えるし、聴き手との間に心を許せる関係性が育まれていくこととなる。ステージを駆け巡りながら演奏するメンバーと、心を震わせそれに目一杯応えるオーディエンスの姿。虚飾なく互いをぶつけ合うその光景があまりにも眩しい。

「高2でMrs. GREEN APPLEを結成して、『ツアーがしたい』『リリースがしたい』って若井と話してたことが現実になっていって。こういう光景を見ることができて嬉しいし、音楽やっててよかったなと思います。ありがとうございます」(大森)。長いお辞儀を終えて視線を合わせた5人が、息を合わせて「せーの!」と叫んでから始まったあのイントロ——本編ラストに演奏されたのは結成当初からある曲だという“パブリック”だった。愛も傷も音楽に変えながら自ら希望を手繰り寄せる、という核は当時から変わらず。しかしその光が自身だけでなく聴き手を照らすものとなったとき、そこに新たな力が生まれるだろう。一段と頼もしく勇ましくなった若き5人の演奏には、そういう業を背負いながら音楽を鳴らし続けていくんだという覚悟と信念が表れていた。

アコースティック版“我逢人”、藤澤がフルートを奏でる“庶幾の唄”が演奏され、6月に行われる東名阪ツーマンのゲスト発表もあったアンコール。それでも鳴り止まない拍手に応えて行われたダブルアンコールでは、6月15日に2ndシングル『サママ・フェスティバル!』を発売することを告知し、カラフルな風船が舞うなか、表題曲をいち早く披露した。突き抜けたハイテンションナンバーとともに、この夏はミセスが各地のフェスやイベントを席巻していくことだろう。JAPAN JAM 2016(5月5日出演)での熱演も期待したいが、その前に、4月30日発売の「ROCKIN'ON JAPAN」6月号ではこのツアーファイナルの密着記事を掲載予定。こちらもお楽しみに。(蜂須賀ちなみ)

●セットリスト
01.愛情と矛先
02.SimPle
03.アンゼンパイ
04.キコリ時計
05.ミスカサズ
06.私
07.HeLLo
08.春愁
09.Speaking
10.うブ
11.No.7
12.リスキーゲーム
13.StaRt
14.パブリック
(encore 1)
15.我逢人
16.庶幾の唄
(encore 2)
17.サママ・フェスティバル!

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