トム・モレロ、プロフェッツ・オブ・レイジの新曲をレコーディングしたいと語る

トム・モレロ、プロフェッツ・オブ・レイジの新曲をレコーディングしたいと語る

7月19日から北アメリカ・ツアーに乗り出すことを明らかにしているプロフェッツ・オブ・レイジのトム・モレロはプロフェッツとしてレコーディングも行うことも明らかにしている。

プロフェッツ・オブ・レイジはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム、ブラッド・ウィルク、ティム・コマーフォードにパブリック・エネミーのチャックD、サイプレス・ヒルのBリアルが加わり、これから大統領選が本格化するアメリカで3つのバンドの楽曲のメッセージをライブで届けることを趣旨としているが、今回のラインナップで新曲"The Party’s Over"も制作していることもすでに明らかにしてきた。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の取材に応えたトムはさらにレコーディングについても考えていると次のように明らかにしている。

「ツアーに出る前にレコーディングをして音源をリリースできたら嬉しいんだけどね。さすがにフル・アルバムは無理だろうけど、いくつか曲ができてるからね……ツアーではレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、パブリック・エネミー、サイプレス・ヒルからのカタログからあれこれ引っ張ってくることになるけど、新曲が1、2曲できててツアーに出る前にレコーディングしておきたいんだよ」

さらにツアーに向けた抱負をトムは「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの冷めかけた残り火がプロフェッツ・オブ・レイジの燃えたぎる炎となっていくんだよ。今年の夏にぼくたちが演奏していく楽曲の中にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは生きてるんだ」と語り、今回参加しないザック・デ・ラ・ロッチャについては次のように語っている。

「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの歌詞を書いているザック・デ・ラ・ロッチャについては最大級の愛と称賛と敬意しかないけれども、ザックは自身の音楽にとりかかっていて、これは素晴らしい作品になると確信しているし、ザックは自身でもとんでもないアーティストだからね。けれども、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの音楽が聴けるのはプロフェッツ・オブ・レイジでのことになるんだよ」

さらに結成の動機について次のように語っている。

「(大統領選という)この歴史的瞬間になにをすべきかということについて、マーティン・ルーサー・キングもかつて有名な発言をしていて、それは道徳が問われているような時にどちらともつかない立場を取る人こそ地獄で焼き尽くされるような思いを味わうはずだっていうものなんだよ。今は道徳が問われているような時期で、ぼくたちはこういったんだよ、『これを今やんなきゃ、今これらの曲を演奏しなきゃ、今この時代にこれらの曲は訴えかけているし、騒ぎを起こさなきゃならないんだ、俺たちの今年の北アメリカ・キャンペーンを。参加したい人は手を挙げろ』ってね」

「そこで手を挙げたのがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのぼくとティミーCとブラッド・ウィルク、それとチャックDとBリアルだったんだ。それでこのバンドができたんだよ。それとパブリック・エネミーのメンバーで素晴らしいターンテーブリストのDJロードもね」

6月5日のニューヨーク公演のセットリストは以下のとおり。
No Sleep Till Brooklyn / Fight the Power(Beastie Boys, Public Enemy cover)
Prophets of Rage(Public Enemy cover)
Guerrilla Radio(Rage Against the Machine cover)
Bombtrack(Rage Against the Machine cover)
My Uzi Weighs a Ton(Public Enemy cover)
People of the Sun(Rage Against the Machine cover)
Take the Power Back(Rage Against the Machine cover)
(Rock) Superstar(Cypress Hill cover)
Testify(Rage Against the Machine cover)
Hand On The Pump / Can't Truss It / Insane in the Brain / Bring The Noise / I Ain't Going Out Like That / Welcome to the Terrordome
Sleep Now in the Fire(Rage Against the Machine cover)
Shut 'Em Down(Public Enemy cover) (with Tom solo intro)
Know Your Enemy(Rage Against the Machine cover)
The Party's Over
How I Could Just Kill a Man(Cypress Hill cover)
Bullet in the Head(Rage Against the Machine cover)
Bulls on Parade(Rage Against the Machine cover) (with Tom solo intro)
Killing in the Name(Rage Against the Machine cover)
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