スーパースターの貫禄を見せ付けた傑作アルバム『X』のリリースから約1年。パーロフォン移籍後のヒット・トラックのリミックス集『ブームボックス〜カイリーズ・リミキシーズ 2000-2009』の発売が決定した。

ＤＪやクラバーからリスペクトされ、クイーン・オン・ザ・ダンスフロアと称えられるカイリー。9万枚を売上げた『カイリーズ・リミクスィーズ』（1989年）や、『カイリーズ・リミクシーズ Vol.2』（1992年）に次ぐ最新リミックス集として、ケミカル・ブラザーズ、CSS、フィッシャースプーナー、マイロ、ホワイティ、デス・メタル・ディスコ・シーンなど、世界のクラヴ・シーンを担う精鋭によるリミックスが数多く収録されている。

既に世界中のファンの間で噂となっていたこのアルバム。日本独自リリースとして企画され、当初は日本のみでリリースされる予定だったが、内容の素晴らしさからワールドワイドの発売も決定。イギリスや他ヨーロッパ諸国は2009年1月5日の発売で、発信源の日本は世界に先駆けて、12月17日の超先行発売となる。収録曲の中でも特に人気が高いのは“熱く胸を焦がして（ブルー・マンデー・ミックス）”。ニュー・オーダーの名曲“ブルー・マンデー”と合体させたこのリミックスは、当初ブートとして出回っていたが、あまりの評判の良さに、カイリーがBRIT アウォードでパフォームするなど本家も注目する珍現象が生まれたリミックス。そして、日本盤ボーナス・トラックは３曲あり、中でも昨年の来日時にSMAPと共演した“熱く胸を焦がして（グレッグ・カースティン・ミックス）”は、ファンの間で話題になったバージョン。

そして、なんと新曲も収録されることが決定。新曲“ブームボックス(ＬＡ・ライオッツ・リミックス)”は、イースト・ロンドンにあるクラヴ、ブームボックスをテーマにした曲で、最新ツアー「KYLIE X 2008」でも最初のパートでパフォーマンスされてる。永久保存盤にすべきと言っても過言ではない、この豪華リミックス集はマスト！