RADWIMPS野田洋次郎、音楽に救われた「17歳の自分」を語る

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2016年8月24日に映画『君の名は。』のサウンドトラックでもある最新アルバムを3年ぶりにリリースするRADWIMPS。邦楽ロックシーンの最前線で、恋愛や生命、世界といったテーマの本質を自在に結ぶ、唯一無二の楽曲を鳴らしてきた彼らがファーストアルバム『RADWIMPS』をリリースした2003年。当時高校生でありながら、既に多くの楽曲を作っていた野田洋次郎(Vo・G)は、いったい何を感じ、何を考えていたのか。現在発売中の『H』では、「17歳の自分への手紙」というテーマで、彼が実際に17歳の自分に向けて手紙を書き、ロングインタビューに答えている。

「なんで学校に行かなかったのって訊かれても、そんなの知らないってくらい絵空事のなかで生きてた感じがして。なんかずっと浮遊してる夢のなかみたいな気持ちもあって。でも未だにその延長にいる気もするんですよね。」

17歳の頃は、家にいるのも学校にいるのも嫌で、いつもスタジオや公園に行っていたと語る野田。大人への違和感を持っていた彼にとって、学校に行かないことは、自分を保ちながら生きるための術だった。そんな環境にいた野田を救ったのが音楽だったという。そして、音楽をやることで彼は新しいコミュニティと出会い、音楽こそ自分の居場所だという確信を持っていった。

「ほとんどの人は、たぶん17、18の頃に作ってたものはCD化されてないと思うんですけど。それがずっと歴然と残ってるっていうのは、俺にいつでも鏡のように突きつけられてる感じがして」

ファーストアルバムの制作時に、野田はスタジオで一度も迷わずに歌詞を書いていたという。だからこそ、まったく嘘がないと思える当時の楽曲に、今も教わることがあると語っている。彼がなぜ音楽をはじめ、そしてなぜ今も音楽を続けているのか。そのスタート地点と現在地を結ぶ、貴重なインタビューになっている。17歳の自分に向けて真摯に語りかける手紙も必見だ。

H 119 号
http://ro69.jp/product/magazine/detail/146001
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