アメリカで11月7日に発売されたジェイ・Zの新作『アメリカン・ギャングスター』(日本盤は11月21日発売)が、先週首位となったイーグルス28年ぶりの新作やブリトニー・スピアーズの復活作をおしのけて、USアルバム・チャート(11月24日付)で初登場1位を獲得した。
これでジェイ・Zは、通算10枚のアルバムをUSチャート初登場1位に送り込んだこととなる。これはエルヴィス・プレスリーに並ぶ音楽史上2位の記録。なお、史上1位はビートルズで19回初登場1位を記録している。
『アメリカン・ギャングスター』は、リリース初日(先行販売も含む)に約17万9,000枚のセールスを記録しており、今年リリースされたアルバムの初日売り上げ記録としては、カニエ・ウェストの『グラデュエーション』の約43万7000枚、50セントの『カーティス』の約31万枚という売り上げ枚数に続く第3位の数字となる。
ジェイ・Zは早くも同作をメインにしたライヴ・ツアーを行っており、3公演分のチケットが数十秒で売り切れたのだという。
また、このアルバムは映画『アメリカン・ギャングスター』(監督:リドリー・スコット/主演:ラッセル・クロウ、デンゼル・ワシントン)のストーリーをベースに制作された。映画『アメリカン・ギャンスター』は、11月2から4日の全米映画興行収入ランキングにおいて、4630万ドル(約53億円)で初登場1位となった。日本での公開は、2008年正月第2弾全国ロードショーの予定。
ジェイ・Z 新作でエルヴィス・プレスリーとならぶ
2007.11.15 23:51