『ペルソナ5』が時代と共鳴するのはなぜか? 橋野桂&目黒将司が語る

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2016年9月15日に発売され、すでに出荷本数55万本を記録している『ペルソナ5』。現在発売中の『CUT』 2016年11月号では、『ペルソナ3』以降のシリーズ各作品でプロデュース&ディレクションを務める橋野桂と、同じくコンポーザーを務める目黒将司というクリエイターふたりにインタビューを敢行。プロデュース面、音楽面の二方向から、待望のシリーズ最新作を解き明かしている。

「『P3』や『P4』は、それまで僕らが作ってきたものとは異質だったので、『そんな異質に、こんな異質な曲を合わせちゃうよ』っていう作りがざらだった(笑)。でも『P5』はわりと王道だったから、だったらこれだよねっていう音楽になった」(目黒)

キャラクターがデフォルメされていなかったり、「東京」が舞台になっていたりと、これまでの『ペルソナ』シリーズと比べて一層「リアリティ」を感じさせる作品となった『ペルソナ5』は、「王道」へと回帰した作品でもある。革新的なインターフェイスやシステムを生み出した『P3』『P4』を経て、8年という長い期間を掛けて制作された『P5』が今、「王道」を歩む形になったのはなぜなのか。そこには、常に既存の価値に対して新しいバリューを提示し続けてきたゲーム会社・アトラスの存在意義とも深く関わる橋野の思いがあった。

「行き場を失ってるんだけど未来を切り開く物語っていうのは、自分たちの境遇にも重なってました」
「アトラスはずっとカウンターカルチャー的なもの、幻想世界ではなく現実に根ざしたものをつくってきて。『ペルソナ』というコンテンツ自体が、今の時代性に合ってきた感覚はある」(橋野)

人気シリーズのクリエイターたちは、一体どのような想いで制作に挑んでいるのか。『ペルソナ』ファンはもちろん、すべてのゲームファン必読のテキストとなっている。

CUT 2016年11月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143376
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