2ndアルバム『Which Bitch?(“フィッチ・ビッチ”?)』のリリースを控え、10月から11月と怒涛のウォーム・ツアーを決行したザ・ビュー(The View)。
07年、彗星のごとく現れ、デビュー・アルバム『ハッツ・オフ・トゥー・ザ・バスカーズ』が初登場でUKチャートのトップに輝いた彼ら。いまだその熱はさめていない。最終日の11月30日、会場には“The View, The View, The View Are On Fire!”のかけ声が鳴り響いた。
ニュー・アルバムのお披露目を兼ねたライブは、新曲“Glass Smash”でスタート。彼ららしい、メロディアスながらもエネルギッシュなトラックで一瞬にしてオーディエンスに火をつけた。続いて、ライブではすでにおなじみ、最新シングル“5 Rebecca’s”で早くも会場は大合唱。その後も“Wasted Little DJ’s”や“The Don”など『Hats Off To The Buskers』のトラックを中心にところどころ新曲をまじえながら、スピーディーでスリリングなショウを展開した。
メンバーが以前口にしていた「ライブはアルバムをそのまま再現するものではない。エネルギーが大切だ」との言葉通りのパフォーマンスだ。このエネルギーは観客にダイレクトに伝わっている。モッシュは当然のこと、ビールのかけ合いや禁止されているはずのクラウド・サーフィンも後を絶たない。“On Fire”なのは、オーディエンスのほうかもしれない。
ツアーを重ねるごとにセットやパフォーマンスが大きくなったり、安定してしまって初期のころのスリル感が失われるバンドが少なくない中、The Viewはいい意味でインディ・ロック・バンドの精神を失っていない。ステージ・セットもライティングもシンプルで、メンバーもデザイナーズ・クローズなんか着はしない(ドラムのスティーヴンにいたっては最初から最後まで上半身裸だ)。そこには音楽があるのみ。自分たちのサウンドを追及し、それだけで勝負している姿は潔い。
この夜のセットリストは以下の通り。
Glass Smash
5 Rebecca’s
Wasted Little DJ’s
The Don
Temptation Dice
Street Lights
One Off Pretender
Skag Trendy
Comin‘Down
Wasteland
Typical Time
Face For The Radio
Realization
Shock Horror
Superstar Tradesman
Same Jeans