主題歌は“歌ウサギ”と題され、「初恋を経験したすべての人が共感できる、«究極の純愛ソング»」になっているという。
連載当時、スピッツの曲を聴きながら物語の世界感を膨らませていたという原作者・河原和音の想いに加え、三木孝浩監督も、脚本作りや衣裳合わせなどの製作準備段階からスピッツの曲を実際に聴いてイメージしながら進めていた経緯もあり、今回のスピッツ起用が決定。“歌ウサギ”についてスピッツは「恥ずかしい思い出と向き合いながら作った曲ですが、この可愛い恋愛映画に寄り添うことが出来れば幸いです」とコメントしている。
主題歌決定について、スピッツ、三木孝浩監督、原作者・河原和音よりコメントが寄せられている。
【スピッツ コメント】
恋愛は大体がキレイ事ではありません。でもそんな中で悩んでもがくのが醍醐味だとオジさんたちは思うのです。
恥ずかしい思い出と向き合いながら作った曲ですが、この可愛い恋愛映画に寄り添うことが出来れば幸いです。
【三木孝浩監督 コメント】
スピッツさんの歌は僕にとってずっと、片想いの音楽でした。
届かぬ想いのほろ苦さや、たわいもない卑屈な自己憐憫を優しく包んで肯定してくれる、あの頃の自分にとって無くてはならない存在でした。今回そのスピッツさんにお願いすることができて、本当に嬉しく思います。
この主題歌「歌ウサギ」も、大人になっていくことへの寂しさをどこかで感じながら甘い感傷がたまらなく心地よい、『先生!』の世界をより深く増幅させてくれる最高の曲になったと思います。
エンドロールでこの曲を聴きながら、観客の皆さんが誰かをひたむきに想っていた頃を思い出してくれたら嬉しいです。
【河原和音先生 コメント】
先生!を描いていた時、ちょうどスピッツさんばかり聴いていたので、主題歌がスピッツさんの新曲だと伺った時は畏れ多いな、幸せだなと思いました。拝聴して、優しくて噛み締めたくなる曲と歌詞で、特に後半部分は漫画を描くとき
自分もそういう表現をしていきたい!と思いました。
恋に関して私自身も、漫画の中のキャラ達もみんな悩んでいるので勝手にリンクさせています。
また、響(広瀬すず)、浩介(竜星涼)、千草(森川葵)ら親友3人組が、階段に腰かけ談笑する姿を捉えた新たな画像も公開された。恋心を抱く関矢先生(中村倫也)へのラブレターを手にはしゃぐ千草と、そんな千草を横目にラブレターを覗く響、浩介の仲睦まじい様子が映し出されている。
●映画情報
『先生!』
2017年10月28日(土)公開
原作:河原和音『先生!』(集英社文庫コミック版)(※1996年~2003年)
主題歌:スピッツ ”歌ウサギ”(ユニバーサルJ)
監督:三木孝浩 脚本:岡田麿里
制作プロダクション:ドラゴンフライ エンタテインメント
出演:生田斗真 広瀬すず 竜星涼 森川葵 健太郎 中村倫也 比嘉愛未 八木亜希子 森本レオ
製作:映画「先生!」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
©河原和音/集英社 ©2017 映画「先生!」製作委員会