2007年6月に再結成宣言を行い、11月には初のベストアルバム『グレイテスト・ヒッツ』をリリースしたスパイス・ガールズ。その再結成ツアー『THE RETURN OF THE SPICE GIRLS』が、12月2日(日)カナダ・バンクーバーのGMプレイスでスタートした。
5人が揃ってライヴを行うのは、1998年4月のロンドン・ウェンブリーアリーナ公演以来9年ぶり。ツアーの初日に選ばれたバンクーバーはカナダの中でもとりわけ温暖な気候で、1年で1回から2回程度しか雪が降らない都市であるが、この日は朝から大雪。そんな悪天候にもかかわらず、ショウがスタートする数時間前には再結成コンサートを待ちわびた多くのファン、特に10代の女の子が会場を取り囲んでいた。
ショウは45分遅れで20時15分にスタート。1曲目は“スパイス・アップ・ユア・ライフ”。次々と変化していくステージセットと5人の衣装、そしてブランクを全く感じさせないパフォーマンスは、詰め掛けた1万8千人の観客を圧倒! ベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ』に収録された全てのUK No.1ヒット・シングルや、新曲“永遠のヘッドライン”など20数曲を披露し、アンコールで披露されたデビュー曲“ワナビー”で観客の盛り上がりは最高潮に達した。
今回の再結成ツアーは全世界でチケット争奪戦がおきており、現在発売されているカナダ・アメリカの北米ツアー、また母国イギリスを含むヨーロッパ・ツアーのチケットは全て完売になるほどの過熱ぶり。特に彼女達の母国イギリスでは、発表されているロンドンのO2アリーナでの16公演は即日ソールド・アウトになっている。
ツアー前日に行われた記者会見で日本について質問を受けると、「日本はどこよりも早く私たちのデビューアルバムがリリースされて、本当にたくさんの思い出があるわ。また日本に戻ることが出来たら嬉しいわ」と答えていたという彼女たち。
この再結成ツアーは2月中旬まで続き、世界8ヶ国で50公演が予定されている。