エミネム、50セントの誕生日に「自分にラップをやめようかと思わせた」ライムを贈る

エミネム、50セントの誕生日に「自分にラップをやめようかと思わせた」ライムを贈る

7月6日に誕生日を迎えた50セントにエミネムがお祝い動画を贈っているが、この中でエミネムは50セントのライムを聴いてラップをやめようかと思ったと明かしている。

問題の曲はエミネムの主演映画『8 Mile』のサントラ盤に収録された50セントの“Places to Go”だといい、髭を生やしたエミネムは50セントに対して「フィフス、まずはお誕生日おめでとうと言わせてくれ。その次に、俺にラップはもうやめようかなって思わせた曲を思い出させてやるよ」と告げてから、“Places to Go”後半のライムを披露している。

Thank you @eminem you know your still the best in the world 🌎 to me man, I love you bro.

50 Centさん(@{alink id="5161"}50cent{/alink})がシェアした投稿 -


ライムは「Picture(想像してみてくれ)」というフレーズを連発しつつ、成り上がっていく自分や成り下がっていく自分、クラックを密造しては売りさばき、拳銃から女性までをも商品として売りさばくギャング稼業を綴ったものになっている。

なお、50セントはニューヨークで麻薬の取引に関わっていた時期があり、足を洗ってラップに身を投じたが、犯罪に通じていることをあけすけに綴ったライムが話題となり、途端にインディで活躍する名うてのMCとして注目されるようになった。
その後、コロムビア・レコードとの契約を行い、2000年にはデスティニーズ・チャイルドとの共演も実現、ファーストを準備していたが、リリース前の新曲で実在のギャング関係者の実名をいくつも登場させたところ、報復として銃撃に遭い、頭部も含め9発被弾。
レコード契約も事件後、破棄されるという憂き目にも遭った。

まさに九死に一生を得た形になったが、その後は業界から完全に干されてしまい、ミックステープを量産していたところ、エミネムの耳にとまり、2002年にエミネムは50セントを自身が創設したシェイディー・レコードとドクター・ドレーのアフターマスと契約させることになった。

さらに、その直後にエミネムは自身の映画『8 Mile』のサントラ盤に50セントの“Places to Go”と“Wanksta”を収録し、世に50セントを紹介することになった。


このエミネムの動画に対して50セントは「ありがとうエミネム。俺にはあんたが今も世界で最高の存在だよ。愛してるよ兄弟」と感謝の言葉を送っている。
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