1983年の結成から約34年が経過し、ギタリストのジョシュ・クリングホッファー以外のメンバーは50代中盤を迎えているレッド・ホット・チリ・ペッパーズだが、ドラマーのチャド・スミスが「(ツアーを)これ以上続けられるか分からない」と発言したことが明らかになった。
「NME」によると、米ポッドキャスト番組に出演したチャド・スミスは「年齢がバンドの活動の妨げになり得るか」という話題を振られた際、フリーとの以下のようなやり取りを明かしたという。
「ライブの後バンに乗っている時、フリーが『あとどれぐらい……どんな形でこれを終わらせるべきだと思う?』って聞いてきたんだ。俺は『分からない! アルバムはまだ作りたい。アルバムを作るのはまだまだ楽しんでるし、でもツアーとなると……俺たちに続けられるかは分からないね』って答えたんだ」
さらにチャドは、「俺たち3人、アンソニーと俺とフリーはもう54歳だ。で、ジョシュ・クリングホッファーは38とか39とかだから、まだまだ若い。それでも、俺たちに長期のツアーが続けられるかは分からないんだ。今までは1年だったり1年半のスパンでやっていたけどね」と続けたという。
他にもチャドは「俺たちはみんな世帯持ちになったし、これまでとは違うことも色々生まれてきてる。優先順位が変わってきたんだよな。他のバンドとは少し違うかもしれないけど、自分たちにとってどうするのが一番良いのか、考えているところなのかもしれない」と明かしつつ、「それでも、大勢の人たちがライブを見に来てくれるのには本当に感謝してるし、ライブをやるのが大好きなんだ。でも、今後のことは分からないね」と、やはり年齢的にツアーを続けられるかどうかは分からない、という現在のバンドの状況を示唆していたようだ。
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